井上陽水 芸能人
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2025.11.29 23:00
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福岡音楽都市協議会(#MCCF)の顔、深町健二郎さんの『音事記 音楽都市・福岡はなぜ生まれたのか』(梓書院)を半年かけて読了。これは30年超にわたり倭国経済新聞(九州版)に寄稿したコラムをベースにしたもの。
川上音二郎にはじまり、タモリ、井上陽水から椎名林檎にいたる地元ゆかりの有名人も、福岡を訪れた外タレも、地元密着型の音楽人も(そしてぼくも)すべて同列で論じる。そこが深町さんならでは。さらに空海や最澄を引用して仏教思想への言及を随所に配したことも、同書にワン&オンリーの風格と深みを与えている。
「虚しく往きて満ち満ちて還る」
大学進学で上京し、メジャーデビューを経験したミュージシャンでもある深町さんは言う。
「福岡はタレントは輩出するけど、そのほとんどは流出する」
故郷の福岡へUターンしてからは、いくつもの音楽関連イベントのプロデュースを成功させ、TVやラジオ番組にも多数出演、押しも押されもせぬ「街の顔」に。豊富な海外経験もふまえた福岡への提言は、音楽を超えた都市論でもある。
「福岡が他の都市に比べて〈優れる〉のではなく〈異なる〉価値観を大切にし、寛容でのぼせもん気質を持続する街であって欲しい」
はたと気づく。希望を込めて語る、この現代的で好ましい魅力を備えた「街」の在り方こそは、彼の人となりそのものではないかと。
音楽芸能都市・福岡の文化振興に人生を捧げてきた稀代のプロデューサーの、会心の一冊である。 November 11, 2025
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