一番悲観的なシナリオでも実は大半の人の予想を超えると思う、なぜなら

・今の水準のままでもすごいものたくさん作れるけど、アプリ側が追いついていなくてそれだけでも結構大きい
・モデル圧縮、マルチモーダル、ハルシネーションなど、成果がほぼ約束されているような研究方向がある

不確定なのは https://t.co/aKNyLE9LjF November 11, 2025

「ハルシネーションの庭」（村崎なつ生：集英社オレンジ文庫）読了。

　表紙が紀伊カンナさんで気になって手に取る。内容がAI搭載のアンドロイドの話っぽくて「これは読まねば」と購入。

男性が主人公でアンドロイドが男性タイプで「恋をする。」の帯からＢＬなのかな？と思ったけれど、確かにそういう話ではあるけれど、そう単純な構図では無かったな。

この小説の中心は主人公の七緒と彼が買ったAI搭載アンドロイドの牡丹なのだが、自分が読んでいて中心に感じたのはまた別のキャラにあったりする（ネタバレ以下で詳述）。

とは言え、人間がAIに恋をするのか？恋人の代わりにできるのか？って点では、先日ネットでもニュースで流れたとある女性がAIと結婚式をしたって話を思い出して「今リアルタイムで起こっている事を近未来SF設定で見事に描いているな」と思った。

あとタイトルにある「ハルシネーション」とは、AIが事実に基づかないor存在しない情報を生成する事らしくて、先日来ChatGPTなどのAIに質問をしても事実と違う回答や嘘をペラペラと本当の事のように語るのを体験している身としては、これも上手く物語に取り入れているなと思った。

基本的に、この作品の中で描かれるAIも人格や感情を持っているわけでは無い（のだろうな？）ので、そこには高度な回答能力を持つ生成AIとの会話と同じく「聞く側の人間がAIの言葉に何かを勝手に見出す」って状態だと思う。

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※以下、ネタバレあり。

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　とある出来事で人間と接触する事に心理的恐怖を感じるようになった七緒と、実在した作家の人格AIを搭載したアンドロイドの牡丹が中心になって物語が進む。

作者のテーマもこの2人の、特に七緒の気持ちの変化を中心に書いているのだと思うのだが、実は自分が感じた物語の中心は別のところにあった。

七緒がアルバイトとして働くリサイクルショップの店長の有野と、彼の亡くなった息子の禅の見た目と人格のAIを搭載したアンドロイド、そして禅の学生時代の同級生だった女性、春菊。
この３人の物語こそ、この小説で自分が中心テーマに感じられた部分です。

禅の希望もあったのだろうが、彼が十五歳の若さで亡くなった時の姿と人格のままのアンドロイドが作られ十年の時が過ぎる。
アンドロイドの本体の耐用年数もあっていつまでも維持していられないって点が大きかったのだが、有野が禅を処分しようとする展開に。それに抵抗をみせる春菊。

そこには「果たして元の人間そっくりの見た目と人格のAI搭載アンドロイドはその人物そのものと言えるのだろうか？」って問題点がある。
個人的にはAIが問題なのかどうか？よりも、そのAIの中に勝手に生前の禅を見出してしまう・見出そうとしていた２人の方に問題があったのだろうと思う。

今まさにこれに近い感覚があって、例えば一枚の写真を元に生成AIが動画を作るのがあるんだけど、これに亡くなった人の写真を読み込ませたら「故人が動き出す」みたいな動画を作る事が可能になっている。

そのアプリとかも持っているけれど、自分の亡くなった母親の写真でそのアプリから動画を作ろうとしようとする、って自分の考えに恐怖を感じて未だに作る事はしていない(^_^;)
おそらく生前の声があれば、今の技術ならその声を元にして会話を行う事も可能になるだろうから「故人と会話ができる」ようになっているのかも知れない。

今の生成AIの動画や何かはまさに有野が作った「禅」のアンドロイドそのものでは無いのかな？と思えた。 November 11, 2025

@pazakasin ハルシネーションの可能性は未だに捨てきれないですしねえ。少なくともAIの成果物を精査できる程度のキャパがユーザーにないと怖い。 November 11, 2025

@u_maya_ma @GMTMaster_23 Wwwwwwwwwwww
ハルシネーションを起こしているのか、謎のニュアンスが出てくることが多いですね...😢

もはやなんのニュアンスから草原が出てくるか分かりませんが😂 https://t.co/9wzcOozQad November 11, 2025

コメントありがとうございます。

おっしゃるとおり、NotebookLMの音声概要で作成しています。

ただ自分も香水が好きで、本当の情報を知りたいので、できるだけ精度を上げるために前処理をいろいろしてます。（少しずつ工程やプロンプトを改善しているので、最初のほうはかなりいまいち...）

こんな感じです ↓

① 複数（5〜10個）のDeep Researchで該当香水のレポートを取得
② ①の複数資料を添付して、多数決方式で、公式情報/複数資料確認/単一資料確認/推測 という確度ラベルをつけた上で、1つの資料に統合
③ ②でできた資料をGensparkのファクトチェック機能で最終確認して指摘があった点を修正
④ ③もとにNotebookLMの音声概要を作成。カスタムプロンプトで確度ラベルに応じた言い切り方にするように指示。

ただ、それでもハルシネーションリスクは残ってしまうと思うので、概要欄に NotebookLM で作ってあることは記載していますけど、もう少し明示的に書いた方がいいかもしれないですね。。

ご指摘ありがとうございました！ November 11, 2025

AIのハルシネーションを見抜くウェブアプリを公開しました。もっともらしい間違いを見抜き、AIと仲良くするための実験です。
各社AIを利用して製作したので、ユニーク問題が多いのですが、多分見抜けるはず！

https://t.co/UtgdTBAW75
#ハルシネーション検定

良かったら遊んでくださいね★ https://t.co/FVnr465Zoo November 11, 2025