ビビる大木 芸能人
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2025.12.08 21:00
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宮尾節子詩集「恋国」を読む
今年6月、前橋で開催された九条詩人の輪で、宮尾節子さんとご一緒した。たまたま席が隣だったので、なんの流れだったか前後は思い出せないが、「わたし、アカって言われたんですよ」と言われる。「??」「ラジオのナマ放送でね、宮尾さんってアカですか?って聞かれたんですよ」と言うので、「宮尾さんが、アカ?えっ?緑とか金とかじゃなく?アカ?」私は意味がわからず少し笑いながら受け答えしていた。しかし、事態は笑えるようなことではなかった。
宮尾さんの新しい詩集「恋国」の「なまほうそう」にその経緯が生々しく綴られている。宮尾さんはとっさに「ピンクかも」と答えるがラジオ番組を任される話は立ち消えになった。
アカと言う言葉が象徴する「何か」に対する差別は厳然とこの今の倭国で生きていた。
宮尾さんは相模原の障害者施設の無差別殺傷事件について、詩人として唯一、テーマとして取り上げて来た方だ。戦争についても、詩人として(あくまで、詩人として)非戦の立場を明確にして作品を書いて来た。
今回の詩集、恋国では「ヒムネ」というフィリピンルソン島の胸に赤く染まった血のような斑を持つヒムネハトの「日の丸」「血の丸」の「永久抗戦」のストーリーと「シロガミ」赤紙で招集された兵士と同様、詩人もシロガミで戦地に赴き戦意高揚の詩を書いた歴史を詩人大木淳夫の「戦争詩人」としての歴史を辿ることで表す。
これは、アカと扱われた宮尾さんにとって、今の倭国がすでに戦場と変わらない統制下にあり、詩人はそのあり方が否応なく問われているという表明だと思う。
そして、「へのこ」を置き去りにする倭国と世界に「自身の欠落を持って」対抗しようとする。
We are not all
私たちは皆ではない
私たちが皆ではない
私たちは皆という訳ではない
私たちが皆と 思わないでくれ
私たちに入っていない 私もいる
いま、言葉は対峙すべき相手があるのではないか。それを曖昧にしていいのだろうか。宮尾さんの言葉は、本気の言葉だ。飾って見せることより言葉で伝えたいことがきちんとあるのだ。
つまりは
言葉が、命や心に
間に合った、ためしがあるだろうか。
間に合わないのなら、どんなに優れた
言葉も生きるためではなく
弔いのためにある。
手向に
投げられた花束を白い波が押し流す
諸戸の浜 「とむらいの歌」
福島の原発によってかつて賑わった諸戸海水浴場は放射能汚染で近寄ることが出来ず見捨てられた。そのことをしっかりと記憶し、詩に残す宮尾さんこそ、この国を恋する資格があると思う。表紙のかっこよさも素敵だが、中身は胸掻きむしられる。血を流す。涙がちょちょ切れる。詩はこういうものでありたい。絶望と希望の両方を言葉という武器を使って、女性として仕上げた詩集。高市さんにもぜひ読んで欲しい。何かきっと感じてくれると信じたい。
ぜひぜひ手に取って読んで欲しい。
#宮尾節子
#詩 December 12, 2025
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