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教皇レオ ベイルート港爆発現場で祈りをささげレバノン訪問を締めくくる
・ローマ法王がベイルート港で被害者や遺族、生存者への連帯を示した。五年経っても司法への政治的介入で国民は真相と正義、責任追及を待っている。数百トンの不適切保管の硝酸アンモニウムが爆発し二百人超が死亡、街は壊滅した。法王の沈黙の祈りは政治的意味を持ち、バチカンも真相究明と司法追及を求める声に呼応した。現地では屋外ミサも行い、貧困や苦悩、歴史に刻まれた傷について黙想し、中東は復讐と暴力の発想を捨て、政治・社会・宗教の分断を乗り越える新たな方策が必要だと訴えた。

・若者は「未来がどうなるかわからない」と不安を口にし、進学や仕事のために国外に出ることを考えている者もいる。集会の規模は以前より小さく、地域のキリスト教コミュニティの縮小が懸念される。法王は若者に留まるよう呼びかけたが、訪問は国際的注目を集めただけで政治的分裂、宗派対立、経済崩壊、紛争といった現実は変わらない。訪問中は攻撃が一時的に減ったが再燃を恐れる声が大きい。イスラエルはヒズボラ再武装阻止を理由にほぼ毎日攻撃を行っているとし、兵力準備の報道もあり、説明責任の欠如と被害者の訴えは今も消えていない。 December 12, 2025