パイプ椅子 トレンド
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2025.11.28 15:00
:0% :0% (30代/男性)
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7度『東京ノート』見た。https://t.co/VkLHnXAMQW以下内容にも触れるのでネタバレ注意。多数の登場人物がひとつのフロアを出入りするテキストを2人、しかもうち山口真由さんの発話がめちゃくちゃ多くふたりのあいだでの会話のようなやり取りも1.2回程度、一瞬しか起こらないようなかたちで上演する。
冒頭、奇妙に長い前説からほぼシームレスに戯曲に入っていく。気づけば戯曲の、しかも途中から始まり、観客席の裏側にある椅子を舞台中央に乱雑に並べていくタスクを淡々とこなしながら――つまり観客からは見えない位置を多くの時間、歩きながら――複数人の会話のやり取りを主に山口さんひとりが次々発話していく。
舞台装置はほぼからっぽ。ただ壁に、原田裕規の作品が2面、投影されている。知らない人の写真を淡々と見続ける映像。環境音も映像には含まれていて、その音が舞台空間内を支える。
前説からシームレスに戯曲テキストの発話に移ったので、最初は「演説」における内的複数性みたいなものをかなり意識して聞いていたのだが、それにしては役者は舞台から姿を消してしまうし、視界には上演から一定以上自立して完成している(いい意味で舞台に馴染み切らない、抵抗力のある)映像作品が流れ続けている。舞台中央は徐々に置かれていくパイプ椅子以外からっぽ。何をいま見せられているのか?と落ち着かなくなってくる。というか発話される声(テキスト)の空間への落とし所がないことに戸惑う(声を宿す体も舞台装置もほぼない)。声が空中で空転し続ける感じ。
ただ徐々に、空間内のパイプ椅子が増え、原田作品の音声だけが切られたり映像すら切られたりなどさまざまな操作が加わっていくなかで、声が人物ではなく空間そのものに定着していくように感じられ始める。そうして後半、特に私的には青色の照明になったあたりではっきりと、声が強く強烈に聞こえるようになった。それは、役者が演じる誰かの声ではなく、(それこそ前説で触れられていたような)空間に残された残響のようなものとして。そのような残響が宿りうるような空間へと徐々に舞台が変質していった、と言ってもいい。
そうして変質した空間で、強い照明がパイプ椅子を照らす。金属が光る。配置の乱雑さは椅子たちを「これから座るために準備されたもの」ではなく「かつて誰かが座っていたもの」のように感じさせる。パイプ椅子の影が原田作品に重なるなかで、プロジェクターが切られる。暗闇になっていくなか、写真を撮る。しかも、思ったよりも1.2回多い数。
アフタートークも良かった。「戦争」という主題とは何か、と改めて考えた。戦争は、美術館のフロアを往来する人々が「会話」する根拠にも、時代を超えてテキストを真に受けさせる根拠にもなる、あまりに強い主題であり、舞台であり、同期だ。人々がそれについて語らずにはいられない、ともに語る共同的空間を立ち上げずにはいられない装置。そのようなものと、記憶や過去のただよい(の表現に取り組むこと)の関係について考えたのだった。
物販で売られていた書籍も充実したインタビュー本で良い(印刷所がむかしからいぬのせなか座でよく使うところだったので、やっぱいいよねーと思ってたら、まえにYouTube配信で話したのを聞いてそこを選んだとうかがって笑った。西岡総合印刷さん!) November 11, 2025
卒業メンバーが
パイプ椅子座って
メンバーと写真撮る恒例のやつ
卒コン終わりの楽しみ。
今回もやってるみたいで良かった。 https://t.co/ehzMZNcGg0 November 11, 2025
ぼてぢゅうコラボ決めて、ヒプステ決めてきました
勇気出して来て良かった
サマトキサマ見たとき思わず親戚のおじさんになりました
元気そうでよかった
生まれ変わったら🐇が蹴るパイプ椅子になりたいです https://t.co/mX2x0GY614 November 11, 2025
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