ネッシー トレンド
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2025.12.10 15:00
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プレシオサウルスの「空白の時代」が埋まる!?
化石発掘の『宝の地図』が描かれたかも🦕🗺️
#古知累論文紹介
太古の海を支配した首長竜、プレシオサウルス類。
ネッシーのモデルとしてもおなじみの、あの長い首を持つ海生爬虫類です。
彼らは三畳紀の終わりから白亜紀の最期まで、非常に長い間繁栄していました。
しかし、その化石記録には「謎の浮き沈み」があります。
ある時代にはたくさんの種類が見つかるのに、ある時代には急に種類が減っているように見えるのです。
これは本当に彼らが絶滅しかけていたからなのでしょうか?
それとも、単に「化石が見つかりにくい時代だった」だけなのでしょうか?
古生物学には「サンプリングバイアス」という厄介な問題があります。
例えば、ある時代の地層(岩石)が地表にたくさん露出していれば、化石が見つかる確率は上がります。
逆に、岩石が少なければ、そこに生き物がいたとしても化石は見つかりません。
つまり、私たちが知っている「種類の多さ(多様性)」は、本当の姿ではなく、人間の「探しやすさ」や「地層の都合」に歪められている可能性があるのです。
今回紹介する論文は、この難問に挑んだものです。
研究チームは、プレシオサウルスの「見かけ上の種類の多さ」が、どれくらい「岩石の量」や「採掘の努力」に左右されているのかを統計的に分析しました 。
具体的には、以下の2つの指標(プロキシ)を使いました。
FMF(化石を含む地層の数):化石が見つかる岩がどれくらいあるか。
FMC(化石コレクションの数):博物館などにどれくらい標本が集められているか、つまり研究者がどれくらい頑張って探したか。
これらを、実際の「見つかっている種類の数(TDE)」と比較したのです。
もし、岩石が少ない時期に種類が減っているなら、それは単に見つかっていないだけかもしれません。
逆に、岩石がたくさんあるのに種類が減っているなら、それは本当に彼らが減っていた(絶滅イベントなどがあった)可能性が高まります。
さらにこの研究の面白い点は、「系統樹」の情報も組み合わせたことです。
進化の家系図(系統樹)を作ると、化石が見つかっていなくても「理論上、この時代にこの系統が生きていたはずだ」という「幽霊系統(ゴースト・リネージ)」を予測できます。
この「理論上の多様性(PDE)」と「実際に見つかった多様性(TDE)」の差を見ることで、「本当はもっといたはずなのに見つかっていない時代」をあぶり出したのです。
分析の結果、まず、プレシオサウルスの種類の増減のすべてが、岩石の量や採掘の努力だけで説明できるわけではないことがわかりました。
つまり、いくつかの時代における繁栄や衰退は、バイアスではなく、本当に起きた生物学的なドラマだった可能性があります。
例えば、ジュラ紀前期(ヘッタンギアン期)や白亜紀後期(マーストリヒチアン期)の多様性のピークは、岩石の量だけでは説明がつかず、実際に彼らが繁栄していたことを示唆しています。
一方で、岩石が少ないせいで過小評価されている時代もありました。
そしてここからが、未来の研究者への「宝の地図」です。
研究チームは、「岩石や採掘記録は少ないけれど、系統樹から考えると未知の種がたくさん隠れているはずの時代」を特定しました。
これを「ハイ・プライオリティ(最優先)」な時代と名付けています 。
その中でも特に、以下の時代が「狙い目」とのことです。
アーレニアン期〜バトニアン期(ジュラ紀中期)
バランギニアン期(白亜紀前期)
コニアシアン期(白亜紀後期)
これらの時代は、見かけ上の種類の数は少ないのですが、系統的な解析からは「まだ見ぬ種」が多く存在した可能性が高いと示されました。
つまり、これらの時代の地層を重点的に調査すれば、新種のプレシオサウルスが見つかるかもしれないのです。
実際、ここ5年ほどで見つかった新種の約3分の1は、この研究が「ハイ・プライオリティ」とした時代から見つかっているそうです。
この研究は、ただ過去を振り返るだけでなく、「これからどこを掘ればいいか」という戦略を提示しています。
限られた予算と時間の中で、古生物学者たちが効率的に発掘を行うための、重要な羅針盤になるかもしれません。
元論文URL→
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