海老丸らーめん ラーメン
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2025.11.22 07:00
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神保町の「海老丸らーめん」さんに行ってまいりましたー!
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開店1時間前。
一番乗りで列の先頭に立った者が許される場所がある。
ダクトの前だ。
店内の「海老」の香りが蒸気と伴ってダクトを通じ外に吐き出される。
歩道一つの幅があれど、関係ない。
海老を海老たらしめている旨みから放たれるその香りが鼻腔に衝突し続ける。吸えど吸えど競い合うかのように目がけてくるのだ。
美味い。
鼻腔にも味蕾があるのではないかと錯覚する。
シャレている。
来店前にまずは鼻で楽しませてくれる。
とはいえ、今回は海老ではなく、真鯛白子とあん肝というとろける食材の共演!予習した通りに試験の問題が出るとは限らないのだ。
どれどれ、今回は「海老」丸らーめんで「鯛」と「アンコウ」を釣るとしよう。
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真鱈白子のみそらーめん 2400
あん肝リゾット 1000
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シャレている。
鼻で楽しんだ後は舌で楽しむ。
オードブルがあるラーメン屋なんてオシャレがすぎる。
目の前に届いた木のプレートの上には小さい白い器。
切り株の上で休んでいる小鳥のようだ。
器の中身は「いたがやいとトリュフのマッシュポテト」。
口にすると、小鳥のさえずりが中で踊っているようだ。その小さく可憐な味わいを逃すまじと、丁寧に慈しむように咀嚼する。
次はいよいよメインのラーメン。
これでもかと、白子が乗っている。
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シャレている。
鼻で楽しんだ後、舌で楽しみ、お次は目だ。
白子を着飾るかのように、緑、黄色、紫が鮮やかに彩っている。目に嬉しい。
白子を口に含むと、中でとろける。
しっかりした食感の麺と、しっかりした味噌の味の影に、なくなったはずの白子の強烈でクリーミーな旨みが余韻として絡みつく。
今日はズルズルという音は封印だ。
ソロソロと麺が厳かに入り込み、静かに咀嚼。旨みの余韻を楽しむ。
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シャレている
鼻で楽しめば、舌で楽しみ、目で楽しんだとならば、お次は耳だ。
締めの「あん肝リゾット」が届く。
ラーメンのスープを注ぐ。
ジュワ、ジュワワ。
熱っされた鉄板がスープを歓迎するかのような音をたてる。湧き上がるチーズの香り。気化熱で下降したであろう鉄板の熱とは逆に、上昇する食べることへの情熱…!
スープを適度に入れたころを見計らいやってきた店員の手には、チーズとチーズおろし器が。
チーズで化粧をしても隠しきれない、あん肝の存在感。
あん肝、味噌、チーズ、ブイヨン。
あん肝のとろける食感に、熱された溶けかけのチーズ、和の味噌と洋のブイヨンの融合。
すっかり、「海のフォアグラ」あん肝に虜の私は、フォアグラのほうこそ「陸のあん肝」と言われるべきだと密かに悪態をつく。
ここでとっておいた真鯛白子をラーメンスープからすくいだすと、あん肝と一緒に口の中へ。
クリーミーな旨みと重厚で複雑な旨みは、強い余韻を残しながらお互いに競い合うようにとろけていく。
ごちそうさま…。
あまりにとろけていて、シャレていないか不安になる。
シャレている。
口がとろけて、表情もとろける。
↓
顔の肉がとろける
↓
骨があらわになる
↓
しゃれこうべになる
↓
シャレている(あきれないで!)
あ、シャレているよりも、もしかしたらその味に「骨抜き」にされた…というほうが適切なのかもしれない。 November 11, 2025
3RP
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