まんが倭国昔ばなし アニメ
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2025.12.10 10:00
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『大歳の火』
大晦日の夜。
正直で働き者の嫁は、家の「火種」をまかされた。
昔はマッチがないから、火を絶やすのは “家の命” を絶やすこと。
眠れず心配で、夜中に灰を掘ってみると——
火種は、消えていた。
「どうしよう…明日の雑煮もつくれない…」
嫁は寒い外へ飛び出し、火を分けてもらおうと村をさまよった。
#まんが倭国昔ばなし December 12, 2025
13RP
『かもとり権兵衛』
むかし、かも取りの権兵衛という男がいた。
毎日1羽ずつとるのが面倒で、
「一度で百羽とれねえか」と“楽な道”を思いつく。
ある寒い朝、池には眠ったカモがぎっしり。
しめしめと縄をかけ、数えてみれば九十九羽。
——ここまでは順調。
でも昔ばなしは、欲をかくと物語が転び出す。
#まんが倭国昔ばなし December 12, 2025
11RP
《浦島太郎》
助けたカメに連れられて、太郎は竜宮城で夢のような日々を過ごします。
でも村へ戻ると、家も家族もいない。
自分だけが、別の時間を生きてしまったようでした。
思わず玉手箱を開けると、白い煙がふわり💨
このお話、実はどう読むかが人によってぜんぜん違う。
・現実逃避の代償として読む人
・「帰る場所」の大切さを感じる人
・時間という残酷さを描いた物語と見る人
・乙姫の優しさの象徴と捉える人
有名なお話ほど、解釈はひとつじゃない。
だからこそ、語り継がれてきたのかもしれません。あなたは、この結末をどう読みますか?
#まんが倭国昔ばなし December 12, 2025
8RP
#まんが倭国昔ばなしホラー回
『加茂湖の主』
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むかしむかし、佐渡の加茂村に武右衛門という長者がいた
武右衛門は強欲で、全くの情けもない男だった
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武右衛門の野望は加茂湖を全て埋め立てる事だった
湖で漁をしているたくさんの船の灯りを見て、他人に稼ぎ扶持を与えているのが気に入らなくて忌々しく思っていた
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ある日、武右衛門の屋敷に加茂湖の漁師たちが「これ以上埋め立てをされたら漁ができない」と直談判に来た
「あの湖は土地の者から高い金で買い上げたわしの物だ
加茂湖をどうしようがわしの勝手だ
お奉行さまもそれを認めておるわ」
使用人に言いつけて門前払いをさせた
武右衛門は事前に根回しをしてお奉行に袖の下を渡していた
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加茂湖の埋め立て工事は村人たちの訴えを無視してどんどん進んで行く
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そんなある朝、武右衛門が丁稚を連れて畦道を歩いていると、
「武右衛門さまぁ、武右衛門さまぁ、どうかお話を聞いてくだせぇ」
と一人の農夫が走ってきた
「これ以上、加茂湖を汚されたらおれたちの漁場が無くなって生活できなくなるんですぅ、どうか、どうか工事をおやめくだせぇ」
「聞く耳持たんわ」
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土下座して懇願する農夫に言い捨てると去っていく武右衛門
農夫はたまらなくなって、脇に落ちていた大きな石を掴むと、それを頭の上に突き上げて武右衛門の元に突っ込んでいった
だが帯刀している武右衛門に一蹴される
そして武右衛門は容赦無く鞘で農夫を滅多打ちにした
「この無礼者めが!こうしてくれる!こうしてくれる!!」
丁稚に止められ、農夫は何とか命は助かった
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だが、これを機に農夫たちは奉行所に訴えを起こす
武右衛門と農夫はお白洲に正座し、お奉行の裁きを待つ
「武右衛門!天からの授かり物の湖を埋め立てて己の私利私欲を肥やそうなど不届千万!!
がしかし!!!
漁師モヘイ!その武右衛門に石を持って制裁を加えようとした行為は極悪非道!!
よって、モヘイをお国払いとする!!
ただちにこの佐渡の国から出ていけ!!二度とこの地に足を踏み入れるでない!!
よって、長者武右衛門は無罪放免とする!!
これにて一件落着!!!」
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武右衛門と丁稚が奉行所を出て村への道を歩く頃には空には月が昇りすっかり夜遅くなっていた
坂を下り、長江川のそばに来た時、道の前方の暗がりに若い女が立っているのが見えた
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「こんな時間にどこへ行く?」
武右衛門が声をかけると、女は隣村へ行くと言う
「夜道の女の一人歩きはつらかろう わしがついていってやる」
武右衛門は丁稚に先に帰っているように言うと、女を抱き寄せるように連れ立って、分かれ道を去って行った
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丁稚は一人歩きながら、女のただならぬ雰囲気を思い出し、心配したが旦那さまは武芸の心得があるから大丈夫だろう、と思い直し、先を進んだ
すると、
「武右衛門に一言知らせたいことがある!!」
脇から大声をかけられてびっくりして見ると、裃に袴姿のお奉行さまが立っていた
「え、、、」と思うと同時にどこからともなく軽快な楽器の音が聞こえてくる
そしてお奉行さまはその囃子に合わせて手をくねくねさせて佐渡おけさを踊り始めた
丁稚が唖然としていると、お奉行さまはそのまま地面にひっくり返った
「、、、、あの女は、、、、」
お奉行さまは絶命していた
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「大変じゃ!旦那さまぁぁ!」
武右衛門の身を案じて道を走って戻る丁稚
すると、途中で火のついた提灯が落ちている
拾い上げると、その先で武右衛門の首筋に食いつき血を吸う女がいた
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武右衛門は恍惚とした顔をして為すがまま
女と目が合った瞬間、燃えた提灯の熱で視線を落とす丁稚
顔を上げると二人はいなくなっていた
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丁稚はわけがわからないまま道を走ると、加茂湖に行き当たった
そこで、また軽快な楽器の音色が聞こえてきた
「あ!旦那さま!」
見ると、武右衛門が湖の水面に女と二人で立ち、一心不乱に佐渡おけさを踊っていた
怪しい笑みを漏らす女と目が合うと丁稚は恐ろしくなって、逃げ出した
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村に戻り、火がついたように騒ぐ丁稚の声を聞きつけて村の若い衆や漁師たちが集まった
そして船を出し、加茂湖の武右衛門捜索をした
しかし、湖面に武右衛門の姿はない
空が白み始めた頃、暗い湖から武右衛門の遺体が浮かび上がってきた
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「旦那さま、、、、」
武右衛門の壮絶な死に顔を見て言葉を失う一同
これは加茂湖の主の仕返しだ、、、、そう確信した村人たちは恐れ慄いたという事だ、、、、
おわり
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この話、ほんと怖いです、、、、
コミカルなタッチの絵ではあるけど、そのシンプルさが恐ろしい
そして随所にホラーポイントが散りばめられていてヤバいです、、、
見ると演出が十六人谷の小林治さんで納得、、、、
私の中ではまんが倭国昔ばなし5本の指に入る恐怖回です、、、、 December 12, 2025
2RP
まんが倭国昔ばなしの公式Youtubeチャンネルが話題なんで皆が褒めてる『キジも鳴かずば』を観てみたよ☺️
病気の子供の為におとうはほんの少しの米と小豆を盗んじゃうよ。元気になった娘は鞠をつきながら嬉しそうに小豆まんまの唄を歌うよ!そしたら…なんかこれ昔観た記憶あるよ!凄いつらいよ!😭 https://t.co/Yid1ie8y6k December 12, 2025
1RP
まんが倭国昔ばなしがYouTubeに登場して話題になっていますが、あの番組は超長寿番組になったせいで、途中からネタが尽きて、ほぼ完全な創作を「民話」として流していたという負の面がある。
幸いYouTubeに上がってるのは初期の頃だけのようなので、大丈夫だけど。 https://t.co/brLGvQiUzQ December 12, 2025
1RP
自分が見たことのあるまんが倭国昔ばなしの中だとかなり好きなお話。内容はもちろんのこと、絵の雰囲気がものすごく刺さってね。公式チャンネルができてとっても嬉しい
https://t.co/VK1wDdzkyU December 12, 2025
おおお〜!
海賊版の動画を拡散できないので定期的にデータベースの宣伝をしていた『まんが倭国昔ばなし』
ついに公式Youtubeチャンネルが開設!
公式Xアカウントも!@aikikakucenter
嬉しいです。。。
【公式】まんが倭国昔ばなし
https://t.co/0M2rz7OvlN https://t.co/pAenn7AXYB https://t.co/xXjk5VbwkL December 12, 2025
#まんが倭国昔ばなしホラー回
と言えば必ず上がる「猫岳の猫」
どう見ても水木しげる先生が描くメガネと出っ歯のキャラが出てきますが、水木サンは感知してないそうでありんす https://t.co/DnDUTpwWx9 December 12, 2025
『まんが倭国昔ばなし』公式YouTubeチャンネルが「大勢に見つかる」
すでにアニメ本編を約70本無料公開中。チャンネル登録者数は数時間で450倍以上に
https://t.co/IK3c1UYcpu
視聴困難だったリメイク前の『さるかに合戦』や、屈指のトラウマエピソード『キジも鳴かずば』などが公開されています。 https://t.co/1P3WN2IFGv December 12, 2025
#まんが倭国昔ばなしホラー回
『吉作落とし』
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むかしむかし、原生林が広がるそそり立つ山の麓の里に、吉作という若者が住んでいた
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吉作は身寄りのない独り者だったが、身も心もたくましい山の男に成長して、山の岩壁に群生する希少なキノコの岩茸を採って生活していた
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ある秋の日、いつものように山に入る吉作だったが、普段登っている岩壁より深い所へ行ってみる事にした
頂上まで登り松の根に縄を結びそこから絶壁を少しずつ降りる
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未開の場所だったので予想通り沢山の岩茸を発見
夢中になって採集する
すぐに腰のカゴは満杯になったので心が躍る吉作
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ふと見ると、すぐ下に人1人分立つ事が出来る棚がある
吉作は大きく背を伸ばして棚に降り立つ
そして上の松の根から垂れる縄を離す
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常に縄で体重を支えていないといけない片手が解放されて楽になる
この棚に腰を下ろしてしばらく休憩しようと決める
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空でトンビが旋回して鳴いている
のどかな時間が流れる
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さて、そろそろ作業を再開するか、と見上げると、あったはずの縄が吉作の手の届かない上方に行ってしまっていた
今まで吉作の体重で沈んでいた縄は、手を離した事で上がってしまったのだった
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上に見えている縄まで、絶壁を掴んで上がろうにも岩肌は脆く、ボロボロと崩れる
唯一持っていた岩茸を採る為の竹ヘラもすぐに壊れる
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吉作は、上る事も下りる事も出来ない人1人が立てるだけの小さな棚に取り残される事となる
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もう助けを呼ぶ以外に吉作に出来る事はない
「おーーーい!助けてくれぇぇーーー!!!」
遥か下には原生林が広がっている
この声に気づく者がいるとすれば、峠を行く旅人くらいだった
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「おーーーい!誰かぁぁーーー!!!」
だが、吉作の声は深い緑に溶けるだけだった
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秋は日が落ちるのが早く、すぐに辺りを夜の闇が包んだ
吉作は、寒さと空腹と恐ろしさに必死で耐えながら岩肌を伝う夜露を吸ってしのいだ
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次の日も朝から何度も何度も叫んだ
「おーーーい!おーーーい!おーーーい!」
だが、声は秋晴れの空に吸い込まれるだけだった
2日経ち、3日経った
「おーー、、い!おーー、、い!」
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声が峠を行く旅人の耳に届いた時があった
だがいくつもの岸壁に跳ね返って旅人の元に来る頃には、その声は化け物の叫びになっていた
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「●●山から化け物の声がするそうだ」
「何でもその化け物は人を取って喰うそうだ」
噂が噂を呼んで、峠を通るものはいなくなった
里にもその話が伝わったが、独り身の吉作とこの化け物の噂を結びつけて考える者はいなかった
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何日経ったのか、、、
夕暮れ
岩壁の棚に取り残された吉作の意識はほとんどなくなっていた
それでも落ちなかったのは、岩茸採りの仕事で身体が岩壁を覚えていたからだろう
トンビが旋回していたがその鳴き声を聞いてものどかな雰囲気は微塵もなかった
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「おれも鳥のように飛べないものかな、、、」
吉作は何とか立ち上がると宙に身を踊らせた
涙を流して落ちていく吉作の身体は燃えるような紅葉の秋の山に消えていった、、、
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つづら越えの峠道に旅人達が行き来をするようになったのは秋の終わり頃だった
ほんの少しの気の緩みが命取りになる
その後、吉作の悲劇を知った人々は、その絶壁の岩場を『吉作落とし』と名付け、山に登る時の戒めにしたという、、、、
おわり
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オバケも出なければサイコな人も出てこない、、、それなのにこんなに恐ろしい話がほかにあるだろうか、、?
これを教訓話と片付けるにはあまりにも吉作が可哀想すぎる、、、
助けを呼ぶ常田富士男さんの獣の咆哮をバックに淡々とナレーションを進める市原悦子さんのコントラストに胸が張り裂けそうになる
この話は間違いなく、まんが倭国昔ばなしのキングオブ鬱回といえよう、、、、、 December 12, 2025
まんが倭国昔ばなし、小さい頃にテレビで見て、録画したものも何度も繰り返し見たなあ。録画に失敗したのか話の一部しか映ってないものがあったり、予告でお話の存在だけは知ってるものもあったりしたのだけど、今公式に投稿されてるものの中にそのお話がいくつかあったからそこも嬉しい December 12, 2025
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