まんが倭国昔ばなし アニメ
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2025.12.04
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まんが倭国昔ばなしに関するポスト数は前日に比べ198%増加しました。女性の比率は26%増加し、前日に変わり30代男性の皆さんからのポストが最も多いです。本日話題になっているキーワードは「ホラー」です。
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#まんが倭国昔ばなしホラー回
『キジも鳴かずば』
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むかしむかし、犀川という川のほとりに小さな村があった
毎年秋、雨の季節になると川が氾濫して多くの家や人が流されるので、みんな大層困っていた
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そんな村に、弥平という父親と千代という小さい娘が暮らしていた
弥平が外に働きにいっている間、千代は家の外で大好きな手毬をしながら歌を歌って待っているのが常だった
千代の母親は先の洪水で亡くなってしまっていた
2人の暮らしはかなり貧しかったが、それでも慎ましく幸せに日々を送っていた
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次の雨の季節がやってきた頃、千代は重い病にかかる
本当は医者に連れていってやりたかったがそんな金はないので、弥平は家で必死に看病していた
だが病いはどんどん悪くなる一方で千代の命は明日をも知れぬ状態だった
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「おっとぅ、、」千代は病床で弥平に声をかけた
「あずきまんまが食べたいな、、」
それはかつてたった一度だけ母親と三人で食べた千代が知るこの世で一番のごちそうだった
金のない弥平は返す言葉がなくうなだれるしかなかった
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その夜、雨の降りしきるひとけのない村を走る弥平がいた
「、、、地主様の蔵にはあずきがある、、」
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大屋敷の蔵に忍び込んだ弥平は震える手でひと掬いのあずきを袋に入れた
それはたった一度犯してしまった盗みだった
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そして何とか家に戻ると鍋に火をかけてあずきを入れる
「千代や、あずきまんまだよ お食べ」
弥平に食べさせてもらうと千代は一粒のあずきを噛み締める
「、、、あずきまんま、おいしいなぁ」
「そうかそうか、よかったよかった」
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あくる日、地主の屋敷ではあずきが少量盗まれていることがすぐにわかった
大した被害ではないが一応番所に届出をする
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それから何日経ち、あずきまんまと弥平の看病の甲斐があってか、重かった千代の病は日毎に良くなっていき、起き上がれるまでに回復した
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「まだ布団から出ずに寝ているんだよ」
次の日、弥平は仕事に行く時に千代に声をかけて出ていった
「はーい」
と言ったものの、身体の調子が良くなってきた千代はじっとしておれず家の外に出た
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「と~んと~んと~~ん♪
おいしいおいしいまんま食べた~♪
あずきの入ったまんま食べた~♪
と~んと~んと~~ん♪」
大好きな手毬唄をうたって遊ぶ千代。
それをすぐそばの畑で農作業をしていた村人が聞いていた
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それから2日ほど経って、しばらく穏やかになっていた天気だったがまた雨足が強くなってきた
犀川の水かさはどんどん増し、今にも氾濫しそうだった
今年も被害に遭ってしまうのか、、、村人たちは不安な面持ちで川を見ていた
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そんな中、何人かで村長の家で話し合いが行われた
「、、、、、、やはりここは人柱を建てるしかないのかのぅ、、、」
『人柱』とは、生きたまま人を土に埋めて神様に捧げる恐ろしい因習だった
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人柱になるのは、何か悪いことをした咎人が一般的だったので、そんな者はいないか?と村長がみんなに聞いたところ、
「実は、、、、、、」
声を上げたのは弥平の家の近所の者だった
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その夜、弥平の家の戸を番所の役人が叩いた
「弥平!先日地主の蔵からあずきを盗んだだろう!
娘の千代が手毬唄であずきを食べたことを歌っていたぞ!観念しろ」
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身を寄せ合って震える弥平と千代だったが、
「、、、おっとぅはじきに帰るから、おとなしゅうして待ってるんだよ」
千代の頭を優しくなでると弥平はお縄につき、役人たちと去っていった
「おっとぅ、、、、おっとぅ、、、、!」
千代は雨の降りしきる家の外で泣き崩れるしかなかった
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弥平はそのまま帰ってくることはなかった
犀川の氾濫を食い止めるために人柱として埋められてしまったからだ
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それから人柱の効果があったからなのか、雨をおさまっていき、その年、犀川が氾濫することはなかった
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泣き暮らす千代だったが、村の人に千代があずきまんまを食べた手毬唄を歌っていたことから弥平の盗みが発覚したことを聞かされる
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千代の泣き声は村人たちの心に突き刺さり、何日も何日も村中に響き渡った
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ひとしきり泣き続けると、千代はぴたりと泣き止み、それ以来言葉を一切発さなくなる
それから何年か経ち、千代の姿はどこかに消えてしまう
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そしてある年、猟師がキジを撃ちに山に入っていた
「ぴぃーーーー」
大きく鳴いて飛び立つキジに狙いを定めて猟師は鉄砲を撃ち込めた
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落ちた獲物を取りにすすきの原をかき分けると、そこにはキジを抱える成長した千代が立っていた
「キジよ、おまえも鳴きさえしなければ撃たれずにすんだものを、、」
ボソリと呟く千代に「、、、しゃべれるようになったのか、、、、」と驚く猟師
千代はキジを抱えたまますすきの荒野に消えていった
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それから千代の姿を見た者は誰もいなかった
ただ、千代の発した後悔の念に駆られたような重い言葉は、村人たちの間でいつまでもいつまでも悲しみを込めて語り継がれたという事だ、、、、、
おわり
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ただただやるせない話、、、、、
柔らかいタッチの絵柄からは想像できないような重い展開
常田富士男さんの優しい弥平の声と、市原悦子さんの千代の父親を想う泣き声が心に残り続ける、、、、
派手さはないが、この話もまんが倭国昔ばなしの名作の一つとして印象深い、、、、 December 12, 2025
436RP
#まんが倭国昔ばなしホラー回
『吉作落とし』
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むかしむかし、原生林が広がるそそり立つ山の麓の里に、吉作という若者が住んでいた
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吉作は身寄りのない独り者だったが、身も心もたくましい山の男に成長して、山の岩壁に群生する希少なキノコの岩茸を採って生活していた
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ある秋の日、いつものように山に入る吉作だったが、普段登っている岩壁より深い所へ行ってみる事にした
頂上まで登り松の根に縄を結びそこから絶壁を少しずつ降りる
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未開の場所だったので予想通り沢山の岩茸を発見
夢中になって採集する
すぐに腰のカゴは満杯になったので心が躍る吉作
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ふと見ると、すぐ下に人1人分立つ事が出来る棚がある
吉作は大きく背を伸ばして棚に降り立つ
そして上の松の根から垂れる縄を離す
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常に縄で体重を支えていないといけない片手が解放されて楽になる
この棚に腰を下ろしてしばらく休憩しようと決める
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空でトンビが旋回して鳴いている
のどかな時間が流れる
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さて、そろそろ作業を再開するか、と見上げると、あったはずの縄が吉作の手の届かない上方に行ってしまっていた
今まで吉作の体重で沈んでいた縄は、手を離した事で上がってしまったのだった
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上に見えている縄まで、絶壁を掴んで上がろうにも岩肌は脆く、ボロボロと崩れる
唯一持っていた岩茸を採る為の竹ヘラもすぐに壊れる
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吉作は、上る事も下りる事も出来ない人1人が立てるだけの小さな棚に取り残される事となる
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もう助けを呼ぶ以外に吉作に出来る事はない
「おーーーい!助けてくれぇぇーーー!!!」
遥か下には原生林が広がっている
この声に気づく者がいるとすれば、峠を行く旅人くらいだった
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「おーーーい!誰かぁぁーーー!!!」
だが、吉作の声は深い緑に溶けるだけだった
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秋は日が落ちるのが早く、すぐに辺りを夜の闇が包んだ
吉作は、寒さと空腹と恐ろしさに必死で耐えながら岩肌を伝う夜露を吸ってしのいだ
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次の日も朝から何度も何度も叫んだ
「おーーーい!おーーーい!おーーーい!」
だが、声は秋晴れの空に吸い込まれるだけだった
2日経ち、3日経った
「おーー、、い!おーー、、い!」
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声が峠を行く旅人の耳に届いた時があった
だがいくつもの岸壁に跳ね返って旅人の元に来る頃には、その声は化け物の叫びになっていた
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「●●山から化け物の声がするそうだ」
「何でもその化け物は人を取って喰うそうだ」
噂が噂を呼んで、峠を通るものはいなくなった
里にもその話が伝わったが、独り身の吉作とこの化け物の噂を結びつけて考える者はいなかった
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何日経ったのか、、、
夕暮れ
岩壁の棚に取り残された吉作の意識はほとんどなくなっていた
それでも落ちなかったのは、岩茸採りの仕事で身体が岩壁を覚えていたからだろう
トンビが旋回していたがその鳴き声を聞いてものどかな雰囲気は微塵もなかった
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「おれも鳥のように飛べないものかな、、、」
吉作は何とか立ち上がると宙に身を踊らせた
涙を流して落ちていく吉作の身体は燃えるような紅葉の秋の山に消えていった、、、
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つづら越えの峠道に旅人達が行き来をするようになったのは秋の終わり頃だった
ほんの少しの気の緩みが命取りになる
その後、吉作の悲劇を知った人々は、その絶壁の岩場を『吉作落とし』と名付け、山に登る時の戒めにしたという、、、、
おわり
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オバケも出なければサイコな人も出てこない、、、それなのにこんなに恐ろしい話がほかにあるだろうか、、?
これを教訓話と片付けるにはあまりにも吉作が可哀想すぎる、、、
助けを呼ぶ常田富士男さんの獣の咆哮をバックに淡々とナレーションを進める市原悦子さんのコントラストに胸が張り裂けそうになる
この話は間違いなく、まんが倭国昔ばなしのキングオブ鬱回といえよう、、、、、 December 12, 2025
9RP
#ウルトラマン80
35話「99年目の竜神祭」45周年
UGMの飛行メカが登場しない異色回
冒頭「まんが倭国昔ばなし」そのままの常田富士男さんが楽しめます
休暇でイケダの郷里へ出かけた猛たちは空手の達人な少年ミツオと出会う
ミツオ君は謎の火吹き男と怪力男と合体して怪獣ファイヤードラコに変身 https://t.co/V1VZVehWwv December 12, 2025
4RP
スマホが水没して修理代10080円
まぁ無事直していただけただけ運が良かったと思おう笑
戒め:お風呂に浸かりながらYouTubeでまんが倭国昔ばなしを観てはいけない👺👺👺 December 12, 2025
1RP
これ何となく覚えてる…。まんが倭国昔ばなし、怖い話も含めて倭国の文化を伝える良いツール…。これなんかは風習もことわざもよく分かる。再放送して欲しいなぁ。 https://t.co/feU2iCkajH December 12, 2025
放送されたものではなく、子どもの頃従兄弟の家にあった「まんが倭国昔ばなし」の絵本で読みました。急転直下の展開に衝撃を受けた事をよく覚えています。 https://t.co/4AMa6WCCiG December 12, 2025
『倭国怪奇実話集 亡者会』
2020年に出た本だけど、最近存在を知った。これが実に面白い。情話あり、紀行文ありと、読んだことのない作品ばかり。『まんが倭国昔ばなし』でアニメ化された、ひたすら悲しい『ふとん』の話も読める。
これ海外篇もあるので買うことにする。
#買って読んだ2025 https://t.co/jZybtkBrq3 December 12, 2025
@kowainotsukko #まんが倭国昔ばなしホラー回 タイトル忘れたんですが、領主?が夕日が沈むのを惜しんで沈まないように踊り狂う話があったかなと。あとはカッパに苦手な物を食べさせて大洪水が起こる話も怖かった。 December 12, 2025
#まんが倭国昔ばなしホラー回
みちびき地蔵
https://t.co/LpvUXLg6uU
東北の、あの日のことを忘れてはいけない
そういう戒めにもなるおはなし
こういう「すこしだけ未来の話」を覗き見る系の怖いお話って、ほかにも何個かあった気がする。 https://t.co/QnP6yK7qGh December 12, 2025
#まんが倭国昔話ばなしホラー回
『飯振山』
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むかしむかしある山に3人の尼さんが修行に入った
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仏門に入った者はあらゆるセッ生を禁じられていた為、山の中での食糧確保は大変
だが、尼さんは3人共とても人間ができていたので助け合って生活していた
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山の近くの村の男がそんな3人を敬い、目をかけて時々食料を分け与えていた
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ある時、一番末の尼さんが空から一筋の光が降りるのを見る
行ってみると切り株の上に3つの握り飯があった
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3人は驚くも、神様からのお恵みだと受け取り、その握り飯を頂戴する
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それから毎日握り飯が同じ切り株の上に3つ置かれるようになる
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やがて1日1つの握り飯じゃ足りないと思った上の尼さん2人は、共謀して末の尼さんをコロす
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次の日、期待して切り株へ行くも握り飯は2つしか置いていなかった
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ショックを受ける尼2人だったが、「握り飯が2つでもあるという事は、神様は私たちがやった行為を赦しているという事だ」と自分たちを正当化する
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秋から冬になろうとしていたある日、真ん中の尼さんが、末の尼さんをコロした事を後悔している、と言う
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上の尼さんは、どんな事をしてでも生き抜く事が一番御仏に近づけるのだ、と言って真ん中の尼さんをコロす
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次の日、上の尼さんが切り株のところへ行くと、そこには握り飯が1つも置いていなかった
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村の男は尼さん達が気がかりではあったが、冬の間は山には行けず、季節は春になった
男が家の前で作業をしていると茂みから山姥のようにボロボロになった上の尼さんが出てくる
男が驚いていると上の尼さんは狂気的な笑みを浮かべながら、
「私です、、、私ですよぉ、、、」
と拝む
そんな事があってこの山は、飯の降る山、と書いて『飯降山(いぶりやま)』と呼ばれるようになった、、、、、
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直接的なホラー描写はないものの、簡素な絵で淡々と進んでいくストーリーが不気味すぎる(荒涼としたススキの景色が印象的)
人の業をとてつもなく残酷に描いた回だが、この話はまんが倭国昔ばなしの最終回というのが何より残酷で恐ろしすぎる!
制作に、ぼのぼのを描いたいがらしみきおさんが携わっているのに驚いた(絵柄やどす黒い話の内容を思うと納得できる)
とにかく怖い今作だが、行間も多く、考察のしがいがある話だと思う December 12, 2025
子供の頃のトラウマ作品でずっと分からないのがまんが倭国昔ばなしであった話しで 経緯は完全に忘れたんだけど殿様的な悪者キャラが最後に発狂して同じく発狂した取り巻きと一緒にやばい笑いを浮かべながら踊り狂ってエンドっていう話 20年以上どんなに検索しても出てこなくて December 12, 2025
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