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トマトソース
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2025.12.09 01:00
:0% :0% (30代/男性)
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伸びたのでレスにもついてる「レトルト臭」について話そう。
レトルト臭とはレトルト食品からするニオイで、人によって表現は分かれるけど「こもったようなニオイ」とか「蒸れ臭」みたいなものを指します。
なぜこういう匂いがするかというと、レトルトというのは圧をかけて高温(120℃超)にした蒸気や熱水で殺菌をするためです。
この殺菌であの世界最強毒素を出すボツリヌス菌を始めとした芽胞菌を死滅させられるので、長期保管が可能になるのですが、一方でそんな熱をかけられた食品からは過加熱により色々な物質が出来てしまいます。過酸化脂質とか含硫アミノ酸由来の硫化水素とかそんなの(健康に害はない超微量ですが、ニオイとしては感じられるもの)。この辺りをレトルト臭と呼びます。
ちなみにこれは瓶や缶詰でも同じレベルの熱がかかれば同じようなニオイが発生します…が、トマトソースのようなpHが低いものでは、そもそもボツリヌス菌などが育たないので、殺菌条件がレトルトほど強くありません。バリラとかクラシコなど海外のトマトソースの瓶詰の多くはそういうタイプなので、いわゆるレトルト臭がしません。
なお、昔はレトルト臭は包材からのニオイと呼ばれ、確かにそういう時代もあったのですが、今はかなり包材からのニオイは軽減されました(なくはないけど)。
現代のレトルト食品のレトルト臭はほぼ過加熱によるもので、いかに含硫アミノ酸由来の硫化物を生成させないか、脂質の過酸化物を生じさせないかが各社の技術の腕の見せどころになっています。 December 12, 2025
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💀リアうま初オフコラボ、ありがとうございました!
・よせ豆腐の海老餡かけ
・四種のチーズとろけるライスコロッケ(カントリーマアム×味噌のトマトソース添え)
・名古屋コーチンと牛肉の和風マカロニポテサラ(隠し味にエクレア)
・ヤマサとピーマンの中華和え
・劇物(ほぼ完食)
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吉祥寺にチーズ専門店のCheeseTable(チーズテーブル)さんがオープンしたのでランチを食べに行ってきました✨完熟トマトと熟成チーズのトマトソースパスタはソースがなみなみ🍝発酵させないパンのポップオーバーが食べ放題でお腹いっぱいになりました😋🍀
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コメダ珈琲店に冬の名物「グラクロ」と 新作の「グラクロ~海老香るトマトソース~」登場。ホクホク&とろ~りの冬に嬉しいグラタンコロッケバーガー。1月中旬まで→https://t.co/IvyRvVAGMO https://t.co/ldfKN3a8jT December 12, 2025
【ラタトゥイユ】
ラタトゥイユとは何ぞや、と聞かれたら
「南仏風の野菜のトマト煮込み」
と答えるのですが、私の作り方は煮込みではありません。
ベースのトマトソースを作り、そこにそれぞれ美味しくなるまで炒めた野菜を加えて寝かせ、味を馴染ませる、という倭国料理で言うところの「焼き浸し」みたいなイメージで作ります。
なので今回は、なぜそんな方法でラタトゥイユを作るのか?といったお話をさせていただきます。
詳細なレシピまで書くとクッソ激烈に長くなってしまうので、レシピが欲しい方は私の本かブログをご覧ください。
【誰でも作れる美味しいラタトゥイユのレシピ】
https://t.co/qzG6qyFhjx
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ラタトゥイユは使う食材も作り方も本当に色々なパターンがあります。
なので、どれが一般的かというのは説明しづらいのですが、私の認識では鍋に火の通りにくい野菜から順番に炒めて、トマトや香草、ワインなどを加えて煮る…
というのが一般的かなと思っています。
実際に私が過去に働いていたお店でもこのように作るケースが多かったように思います。
もちろんこの方法でも美味しく作れるのですが、この作り方だと、
『全ての野菜を一番いい火入れのタイミングで仕上げることができない』
『水分の煮詰め加減が分かりづらい』
という問題がでてきますね。
そしてこれらを解決するにはやはりそれなりの経験値が必要になってくると思います。
そして、そんな問題を解決するのが私の焼き浸し的ラタトゥイユ製法というわけです。
というわけで詳細なレシピは省きますが、簡単な作り方の流れと、その作り方によって上記の問題をどのように解決できているか、ということを書き散らかしていきます。
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【作り方】
ニンニクオイルでトマトを加熱する。
そこに美味しく炒めた玉葱とトマトペースト、ハーブ類を加えて煮詰め、味を調えたらベースのトマトソース完成。
具材となる野菜を種類ごとに分けてカットし、それぞれ美味しくなるまで炒めて、塩でしっかり味を決めておく。
炒めた野菜はザルなどで余分な油を切り、置いておく。
ベースのトマトソースに炒めた野菜たちを全て加え、一回だけ煮立たせ、すぐ火を止める。
塩、グラニュー糖、ワインビネガーなどで味を調えて急冷する。
半日から1日ぐらい寝かせて完成。
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【野菜の火入れについて】
野菜を種類ごとに分け、それぞれの状態を確認しながら火入れするので、全てをひとつの鍋で加熱したときにおこる、
「茄子を早めに加えすぎて崩れた」
とか
「パプリカの加熱が足りなくて甘みが出ていない」
とかの加熱ムラや時間調整のミスを防ぐことが出来ます。
それぞれをそのまま食べても美味しくなるまで炒める、という基準だけ守れば簡単にベストな火入れのラタトゥイユに仕上げることができるわけですね。
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【仕上がりの水分量について】
これも、野菜の火入れ加減に合わせてジャストの水分量を決める、というのはかなり経験値がいりますし、難易度の高い工程だと思います。
ただ、今回の作り方では、トマトソースを予め煮詰めていますし、野菜もそれぞれ火入れする過程で余分な水分は抜けているので、水分量で大きくミスすることはありません。
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【その他のメリット】
この作り方は、ひとつの鍋で一気に仕上げるよりも時間はかかりますが、工程ひとつひとつをちゃんと確認しながら落ち着いて作業できる、というメリットがあります。
基本的にソース作りも野菜の火入れもひとつずつ行いますし、最後の調味も火を止めてから行うので、すべての工程の間でインターバルを設けて味見や工程の確認を行えます。
なのでゆっくり味見や確認をしながらレシピ通りに作れば失敗しない、というのがこのレシピの良い点なのではないでしょうか。
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というわけで、長々とラタトゥイユ語りをさせていただきましたが、どうでしょうか。
途中で飽きて離脱した人はどれぐらいいるのでしょうか。
散々今回の作り方を持ち上げましたが、実際はひとつの鍋で一気に作る方も、ちゃんと作れば素晴らしい味になります。
煮込みとしての一体感という面では、今回紹介した作り方には出せない魅力がありますね。
とはいえ前述の通り、経験値がいるのも事実なので、フレッシュ感のあるラタトゥイユが好きな方や、ラタトゥイユ作りに苦手意識がある方は、ぜひ今回の方法をお試しください。
レシピは本かブログからどうぞ。
では本日もお読みいただきありがとうございました。
みんなもラタトゥイユ作って地中海の風感じようぜ!(´・ω・`) December 12, 2025
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