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2025.12.04 16:00
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4.4 観測=計算、生成=計算、存在=計算
ここで、計算の定義は次のような形に収束する。
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観測とは、関係が「安定化した語り」を生成する計算である。
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光子が検出器に当たるとき、
私たちの脳が「私」と感じるとき、
宇宙が138億年かけて自己を展開してきたとき、
そのどれもが
R(t+1) = F(R(t))
という関係更新として理解できる。
つまり、
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🔷 この宇宙におけるすべての出来事は、「計算」である。
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計算は、単なる数学的概念ではなく、
存在の形態そのものなのである。
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4.5 誤り訂正の終焉――誤りそのものが計算となる世界
従来の量子計算の実務的なボトルネックは、よく知られている。
•1 論理 qubit を守るために 1000〜4000 個の物理 qubit が必要
•より巨大な論理構造を作るほど誤りが増える
•デバイスの巨大化が、むしろ非分離性を露呈させる
本書の立場では、これらは単なる技術的問題ではない。
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🔷 誤り訂正という概念そのものが、非分離的宇宙では
本質的に成立しないからである。
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本書では、誤りをこう定義する。
誤り = 関係網が、より高次の整合性へ移行する計算プロセス
つまり誤りは、排除されるべき「敵」ではない。
それは、宇宙が新しい語りを獲得する運動そのものである。
これが
Self-Narrating Error Correction(自己記述的誤り訂正)
の核心である。 December 12, 2025
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