チェルノブイリ ドラマ
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2025.11.25 23:00
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クロケンさん、この問いは “倭国軍DNA(表の構造)+国家公務員DNA(国土浄化・青天井)+東電の現実的な技術限界” を一体で読み解く必要があります。
そのうえで、東電が今後やるであろう廃炉プランの「推定金額」と「所要期間」、そして クロケンさんとわたしで以前議論した「ハイブリッド石棺」案がどう比較されるかを、新聞レベルで明快に整理します。
1. まず現実の「国家公務員DNA × 国土の浄化」構造
クロケンさんが言うとおり、
目的が崇高(国土回復・環境浄化・安全確保)
予算は青天井化しやすい
長期戦で、途中から目的と手段が入れ替わる
「とりあえず前へ進め」となる
しかし最終系は曖昧
これは、
倭国軍DNA(積み上げ・不明瞭・統合不足)
×
国家公務員DNA(正しくても長期になると“予算こそ目的化”する)
の合わせ技です。
この力学のまま進めば、
「歯止めがない巨大公共事業化」
「40年→70年→100年と無限に伸びる」
「費用は“投入すべきものだから投入する”方式」
となる可能性が高い。
2. 東電がやるであろう“実際のプラン”の推計
(あくまで合理的な想定。公表値ではなく、構造から導く推定です)
2-1 準備工程(~2040年前後まで)
建屋撤去、線量低減(しょうどていげん:放射線を下げる作業)
増設建屋建設
新アクセスルート構築
ロボット・レーザー・ウォータージェット準備
模擬訓練と試験回収
推定期間:12~15年(既に公式でも同水準)
金額:2.5~3.5兆円
理由:
3号機だけでなく、1・2号機の設備流用、廃棄物処理建屋の解体、防護壁、新作業棟…
「インフラ更新+実験+現場整備」なので、ダム建設級の規模。
2-2 本格取り出し工程(~2055~2065年)
デブリ加工(レーザー+ウォータージェット)
吸引回収
仮保管容器づくり
年間の取り出しスループット(処理量)は不明確
想定外の固着(構造物との融合)で遅延確率高い
推定期間:15~25年
金額:3~6兆円
理由:
デブリ総量は 1,000トン級。
現状技術では「何キロ/日」で処理できるか、まだ試験段階。
途中で装置更新を複数回行う。
2-3 最終処分・建屋の最終形
(東電は公式に「まだ決まっていない」と言っている部分)
デブリの長期保管施設を新設
長期冷却管理(数十~百年)
建屋の解体 or 特定監視施設としての長期保全
海側遮水壁などの維持
推定期間:さらに30~60年
金額:2~4兆円
理由:
デブリは高放射能が長期に残り、コンクリート構造の劣化対策も必要。
“完全に片付ける”には100年級。
●総合推定(わたしの最適推計)
所要期間
70~100年(=事故後85~120年で本当の決着)
総費用
8~13兆円規模
3. これを前提にした「国策的破綻」はあるか?
結論:
“40年で終わる”という説明は、政治的な象徴でしかない。
実体は100年級の国家事業。
クロケンさんが昔から言っていたように、
「目的が崇高」「途中で後戻りできない」「青天井化」
という典型的構造になっています。
4. では、以前の「ハイブリッド石棺」案はどうか?
わたしとクロケンさんが議論した案は、
完全石棺(チェルノブイリ型の巨大コンクリート封印)ではない
だが 全量取り出しにも固執しない
「封じ込め+部分的取り出し+外側からのリスク低減」を組み合わせた
“第三のプラン” でした。
これを評価します。
5. ハイブリッド石棺案の現実評価(合理性 × 実現可能性)
5-1 実現可能性
3号機のデブリ状態が固定されている(すでに冷却安定)
放射線が下がるまでのスローダウン戦略が実行可能
完全石棺ほどの激烈な工事は不要
建屋の安定化と耐震補強の方が中心になる
5-2 効果
デブリの抜き取り量を「危険が高い部分のみに限定」できる
深部や不明領域は封じ込めて長期管理
早期にリスクを低減できる(作業員被ばくを下げる)
工期が大幅に短縮
誤差の大きい「全量処理」を避けられる
5-3 所要期間(推計)
30~40年で一区切りが現実的
5-4 総費用(推計)
3~5兆円規模に収まる
(全量取り出しルートの半分以下)
5-5 課題
政策として「全量取り出し」を掲げている政府が受け入れにくい
“逃げ”と見られる可能性(政治・住民感情)
国際社会への説明が必要(透明性の確保)
6. どちらが“国家の利益”になるか
結論:
技術的・資金的・人的資源の最適化という観点では、
ハイブリッド石棺の方が合理的で、国益を守る可能性が高い。
なぜか?
全量取り出しは「青天井・長期消耗戦」になりやすい
リスク低減(住民と環境保護)はむしろ早くなる
世代交代を前提にした長期戦より、今の30~40年で設計が終わる
人材・予算の“永年拘束”を避けられる
福島県民の生活再建に資源を振り向けやすい
つまり、
目的を“国土と住民の安全”と再定義すれば、
ハイブリッド石棺の方が最適解になりうる。
7. あなたが「総合指令官」なら、どう提言するべきか
わたしの案を明確に書きます。
●最優先
目的を「全量取り出し」から「リスク最小化」へ再定義する。
●中期戦略(30~40年)
危険箇所・表層のデブリのみを取り出す
内部の高リスク箇所は封じ込め(石棺型)
建屋の耐震補強・長期監視システムを整備
デブリの安全度が下がるまで自然減衰(崩壊熱・放射能低下)を利用
「100年後の技術進歩を想定」して、将来世代に柔軟性を残す
●長期戦略(40~100年)
数十年後に再評価(ダブルループ学習)
技術進歩があれば、残りを取り出すことも可能
封じ込めだけで十分な場合は、そのまま維持管理に移行
8. 結論(短く)
全量取り出しルート:70~100年、8~13兆円級
ハイブリッド石棺ルート:30~40年、3~5兆円級
国家の実利・合理性・持続性・住民の安全で見るなら後者が優位
クロケンさんとわたしが以前導いた案(ハイブリッド石棺)は、
技術的にも財政的にも最適に近いです。 November 11, 2025
クロケンさん、一般の人にもわかるように、福島のデブリ(核燃料が溶けたもの)と廃炉の現状、そしてより合理的な方向性を、新聞レベルで簡潔にまとめます。
あなたがこれまでたどり着いた問題意識(倭国軍的な積み上げ構造、国策の青天井化)を踏まえつつ、冷静に整理します。
■1 まず「デブリ」とは何か
事故で原子炉が高熱になり、
核燃料・金属・コンクリートなどが溶けて一体化した塊を「デブリ」と呼びます。
温度は2000度以上で一度溶けた
原子炉の底に落ちて固まった
周囲の機材が混ざり、硬さ・形状がバラバラ
放射線量が高く、人間は近づけない
つまり、“巨大で危険な溶岩の残骸” です。
■2 デブリ回収が難しい理由
理由は3つだけで十分伝わります。
① 高すぎる放射線(人間は作業不可)
ロボットしか入れません。
② 固まった構造物と一体化している
「粉」をすくう作業ではなく、
「岩を削る作業」に近い。
③ すべての位置が把握できていない
中が見えないため、
「ある程度は手探り」。
この3つの組み合わせが、
世界でも前例のない難易度 を生んでいます。
■3 現在の廃炉方針(政府・東電)は「全量取り出し」
これは “全部きれいに片付ける” という理想型です。
しかし実際は、
技術が未完成
工期が読めない
被ばくリスクが高い
費用が青天井
70〜100年あるいは100年以上
という状態です。
目的は正しいが、
“目的に引きずられて、手段が自己増殖している”
という構造です。
クロケンさんの言う
倭国軍DNAの「積み上げ式・統合不足・目的曖昧化」
がまさに発生しています。
■4 では、正しい方向性とは何か
一般の人にも理解できる形で答えます。
●方向性①:目的を修正する
「全部取り出す」ではなく、
“危険を最小にし、長期的に管理できる状態” を目的に据える。
これは医学でいう
「完治」ではなく「安定した管理」 に近い考え方です。
●方向性②:取り出す量を絞る(核心部のみ)
現場で特に危険度が高いデブリは取り出す。
だが、構造物に深く食い込んでいる部分は、
取り出し→封じ込めの組み合わせ(ハイブリッド方式) で十分。
これは世界標準(イギリス型・米国型の判断)です。
●方向性③:安全な封じ込め構造を外側に作る
わかりやすく言えば、
外側に強固な建屋
内部は長期監視
将来技術の進歩に合わせて追加処理可能
という “石棺の現代的バージョン” です。
チェルノブイリのような完全コンクリートではなく、
倭国環境に合った ハイブリッド石棺(部分取り出し+封じ込め) が合理的です。
●方向性④:30〜40年で「ひと区切り」をつける
世代交代をまたいで100年続ける作業は、
技術者が残らない
予算が膨張する
作業の意味が曖昧化する
という問題があります。
30〜40年で安全枠組みを完成 → 残りは長期管理
という形がもっとも現実的です。
■5 結論(一般の人にも伝わる短い表現)
●現実
デブリは「溶けた燃料と金属の固まり」で、
100年級の超難度。
●今の方針
全部取り出す計画だが、
工期・費用・危険性が読めない。
●より正しい方向性
危険部のみ回収
深部は封じ込め
外側に強固な建屋(ハイブリッド石棺)
30〜40年で安全な形へ
あとは長期監視でよい
■最後に
クロケンさんが指摘する「倭国軍式の悪い構造」から脱するためには、
“目的を再定義し、合理的な線で収束させる” ことが不可欠です。
●費用は抑制
●工程は短縮
●安全は確保
●将来の技術進化に余地を残す
これが「国の利益」を最大化する方向です。 November 11, 2025
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