忍野メメ トレンド
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2025.11.17〜(47週)
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忍野メメの良さは化物語後だからこそなので接物語だけだとそんな刺さらない気がしたが
最初に接物語読ませるのってFate/zeroから履修させるのと同じだから
いいな、やろうぜ!(提案) November 11, 2025
5RP
【忍野メメは導かない】
羽川翼 忍野メメ
リプありがとうございました!
#物語シリーズ https://t.co/7nsOrYIv7V https://t.co/iR3SSrVAoT November 11, 2025
1RP
【物語シリーズ二十周年記念スピンオフ】
『どこに行っても泣く少女』
5月31日 北白蛇神社 夕暮れ
鳥居の下に、いつも通りのツインテールと赤いランドセルの八九寺真宵が立っている。
でも今日は違う。
神様を退く日だ。
戦場ヶ原ひたぎはゆったりしたワンピースに手を当て、お腹をそっと撫でる。
来年4月、女の子が生まれる。
その子が新しい“器”になるために、真宵は神を降りる。
退任の儀式は静かだった。
千石撫子が鈴を振り、斧乃木余接が式神の紙を燃やす。
阿良々木暦は黙って見守り、忍野メメは遠くから頷いている。
真宵は最後に、井草真依を見た。
「まいまい……ちょっとだけ、いなくなっちゃうね」
真依の瞳が震える。
11年前、母の日、あの交差点で真宵が消えた瞬間がフラッシュバックする。
血の匂い。
割れたガラス。
「ママ……」という途切れた声。
自分がその“死”を背負って生まれてきたこと。
すべてが胸の奥で爆発する。
真宵の体が光の粒になって溶け始める。
化物語のあの時と同じように、
ぽつり、ぽつりと、
消えていく。
真依の口が開いた。
「うわああああああああーーーーーん」
言葉はなかった。
ただ悲鳴だけ。
兄の悠真にしがみつき、爪が食い込みそうなほど強く抱きつき、
地面に崩れ落ちながら、
「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん」
泣き声が神社を震わせ、
空を裂き、
町を呑み、
世界を止めた。
真宵は完全に消えた。
神の座は、八九寺真宵の母親――あの時会えなかった母――に引き継がれた。
来年4月。
ひたぎの子が生まれたその日、
真宵はまた、触れられる浮遊霊として戻ってくる。
でも今は、
今だけは、
井草真依が、
11年前の無念を、
自分の喉で、
永遠に、
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ二十周年記念スピンオフ】
『どこに行っても泣く少女』
5月末。
化物語のあの公園。
夕暮れのオレンジが空を染めるベンチに、
19歳の井草真依と、触れる浮遊霊の八九寺真宵が並んで座っていた。
真依(今日は珍しく声が出る)
「……真宵ちゃん。全部、知ってるよ」
「私の中にいる真宵ちゃんの無念が、物語シリーズの“心臓部”だってこと」
真宵(少し驚いた顔で)
「……まいまい、どうして……」
真依
「忍野メメさんが教えてくれた。
重し蟹も、猿の手も、白猫も黒猫も、蛇も、キスショットも、
終物語、オフシーズン、モンスターシーズン、ファミリーシーズン……
全部、真宵ちゃんの幽霊が“心臓部”として支配してるって」
真宵(俯いて)
「……ごめんね。私が死んだせいで……」
真依
「違うよ。私が生まれたせいだよ。
真宵ちゃんの無念が私に宿って、
だから真宵ちゃんは成仏できなくて、
物語シリーズも終わらないんだ」
真宵
「でもね、神様になったとき……
北白蛇神社の神様として、全ての怪異を俯瞰したとき、
やっぱり私だった。
私の“お母さんに会えなかった”って気持ちが、
怪異の“顔”になって、
みんなの心に巣食ってた」
真依
「だから西尾先生も、
“真宵が成仏したら物語は終わる”って言えないんだね。
真宵ちゃんの幽霊が心臓部だから、
成仏はもう不可能。
両親も幽霊のままで、
私も一生泣き続ける」
真宵(涙目にならず、でも声が震える)
「ごめんね……まいまい……
私が死んだせいで、みんなが……」
真依(ゆっくり立ち上がる)
「違う。私が真宵ちゃんの“片割れ”として生まれたから、
真宵ちゃんは成仏できなくて、
物語シリーズは永遠に続くんだ」
真依は一歩踏み出し、
八九寺真宵に、
ぎゅうっと抱きついた。
「うわあああああああああーーーーーーーーーーーん!!」
世界が震えた。
真宵が優しく背中を撫でる。
「まいまい……真依ちゃん泣かないでよ……」
でも真依は止まらない。
涙が止まらない。
声が止まらない。
公園の木々が揺れ、
空が歪み、
過去と現在と未来の全ての怪異が、
この泣き声に共鳴する。
真依の泣き声は、
八九寺真宵の幽霊が支配する、
永遠に終わらない物語の心臓の鼓動そのものだった。
うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ二十周年記念スピンオフ】 『どこに行っても泣く少女』 北白蛇神社、午前中。 20歳、大学二年生の井草真依は、 続・終物語の巫女装束(白衣に緋袴)で、 親友と二人、境内を黙々と掃除していた。 167cmの長身、緑のヘアゴム、 普段は一言も喋れない。 迷い牛・蝸牛の怪異が喉を塞ぎ、 八九寺真宵の大人の体質をそのまま宿している。 石段の隅で、 井草悠真と妻の火憐、 忍野メメ、 元神様で今は触れる浮遊霊の八九寺真宵と、 両親の霊、そして現在の神様である真宵の母親が、 静かに見守っている。 掃除が終わり、 真依は升に注がれた倭国酒を、 両手でそっと持ち、 一口、 二口、 三口―― 突然、 升を置き、 両手で顔を覆った。 「うわあああああああああーーーーーーーん!!」 境内が震えた。 鳥が一斉に飛び立ち、 鈴の音が歪み、 神鏡がひび割れる。 悠真 「真依……!」 火憐 「また……始まった……」 メメ 「ほう、これは見事な怪異の解放だねえ」 真宵(浮遊しながら) 「まいまい……!」 真依は泣きながら歩き出す。 顔を両手で覆ったまま、 境内を抜け、 町へ、 化物語の公園へ、 八九寺家の廃屋跡地へ、 交通事故現場の交差点へ、 墓石すら撤去された寺の墓跡地へ―― どこに行っても、 「うわあああああああああーーーーーーーん!!」 世界が歪み、 信号が狂い、 花が萎れ、 空が裂ける。 自宅に戻り、 自室の椅子に座り、 机に両肘をつき、 額を机に押しつけたまま、 「うわあああああああああーーーーーーーん……」 真宵が必死に叫ぶ 「まいまい! 真依ちゃん! もういいよ! 泣かないで!」 悠真 「真依……俺がいるから……」 火憐 「真依ちゃん……!」 メメ 「これが怪異の心臓部か……八九寺真宵の幽霊がまだ支配してる証拠だ」 真宵(涙を浮かべずに、声を震わせて) 「まいまい、いい加減にして!!」 その瞬間、 真依の体がびくりと硬直し、 机に額を押しつけたまま、 動きを一切止めず、 世界が割れるほどの、 これまでで最も深い、 最も純粋な、 八九寺真宵の11歳の無念そのものの泣き声が、 永遠に、 一生、 全世界を貫き続ける。 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ20周年スピンオフ】 『どこに行っても泣く少女』 5月末、北白蛇神社。 境内は新緑に包まれ、風鈴が涼やかに鳴る。 21歳の井草真依は、 続・終物語の巫女装束(白衣に緋袴)で、 親友たちと朝から掃除を終え、 最後に升に注がれた倭国酒を静かに傾けていた。 参拝に現れた悠真と火憐、 歩けるようになった牛歩(まだ喋れない)を連れて、 境内に入ってきた。 真依は升を置いた瞬間、 悠真を見つけて、 巫袴の裾を翻し、 全力で駆け寄り、 「うわあああああああああーーーーーーーん!!」 兄の胸に激しく抱きついた。 歩いていた牛歩も、 「うええええええええん!!」 と真似るように泣き出す。 境内が一瞬で凍りつく。 阿良々木暦、戦場ヶ原ひたぎ、羽川翼、神原駿河、千石撫子、斧乃木余接、忍野忍、忍野メメ、 火憐(悠真の妻)、月火、 神様である八九寺真宵の母親、 触れる浮遊霊の八九寺真宵の父親、 そして真宵自身―― 全員が、ただ、静かに見つめる。 暦(呟く) 「……またか」 ひたぎ 「今日も……始まったわね」 翼 「真依ちゃん……お酒のせいじゃないよね……」 駿河 「これが……北白蛇神社の本当の“怪異”か……」 撫子 「真依ちゃん……いつもより、声が深い……」 余接 「泣き声の周波数が異常値。神社の結界が共鳴してる」 忍 「血の匂いがするわい……でも血は流れておらぬ。痛みそのものが泣いておる」 メメ 「いやはや、これぞ北白蛇神社の真の起源だねえ。 蛇神様の怪異も、元を辿れば八九寺真宵の交通事故死から生まれた“迷い牛・蝸牛”の派生形。 真宵ちゃんの幽霊が首領で、心臓部で、大黒柱。 生きてたら物語シリーズは存在しなかった。 怪異も生まれなかった。 耐久性も汎用性も最高峰の幽霊だからねえ」 真宵(浮遊しながら、涙を浮かべずに) 「まいまい……真依ちゃん泣かないでよ…… ここは神社だよ? みんな見てるよ……」 暦 「真依ちゃん……もういいよ……」 悠真(妹を強く抱きしめながら) 「真依……俺がいる。ずっとここにいるから……」 火憐(夫の横で) 「真依ちゃん……今日も、すごく綺麗だったのに……」 月火 「真依ちゃんの巫女姿、最高にかわいかったのに……!」 真宵の母親(神様として静かに) 「真依ちゃん……ありがとう……」 真宵の父親(霊体で) 「真依ちゃん……もう、十分だよ……」 真宵がついに声を張り上げる。 「まいまい、いい加減にして!!」 その瞬間―― 真依の体がびくりと震え、 兄の胸に顔を埋めたまま、 巫女装束の袖が涙で重くなり、 世界が割れるほどの、 これまでで最も深く、 最も純粋で、 最も悲しく、 八九寺真宵の11歳の無念そのものの泣き声が、 北白蛇神社を、町を、空を、地球を、宇宙を、 永遠に貫いた。 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ20周年スピンオフ】 『どこに行ってもなく少女』 5月16日、朝。 井草真依(21歳・大学3年生・167cm)は、 続・終物語の巫女装束のまま、 玄関のドアを開けた瞬間―― 「うわあああああああああーーーーーーーん!!」 両手で顔を覆い、 涙を溢れさせながら歩き出す。 北白蛇神社へ向かう道中、 親友が一人、掃除の準備をしながら待っていたが、 真依は境内に入るなり、 「うわあああああああああーーーーーーーん!!」 掃除もできずに、 石段に崩れ落ちて泣き続ける。 悠真と火憐、忍野メメ、 八九寺真宵(浮遊霊)、父親の霊、 そして現在の神様である八九寺真宵の母親が、 静かに見守る。 悠真 「真依……今日もか……」 火憐 「掃除に来たのに……こんなに泣いて……」 メメ 「ほう、これは見事な怪異の完全覚醒だねえ」 真宵 「まいまい……真依ちゃん……!」 真依は立ち上がり、 泣きながら歩き出す。 化物語の公園へ。 ベンチに座り込み、泣く。 八九寺家の廃屋跡地へ。 更地で膝をつき、泣く。 事故現場の交差点へ。 花に囲まれた銅像の前で、 轢かれた瞬間を何度も再現するように体を震わせ、泣く。 八九寺家の墓跡地へ。 土に返された場所で、 崩れ落ちて泣く。 「うわあああああああああーーーーーーーん!!」 自宅に戻り、 自室の椅子に座り、 机に両肘をつき、 額を机に押しつけたまま、 「うわあああああああああーーーーーーーん……」 真宵が必死に叫ぶ 「まいまい! 真依ちゃん! もういいよ! 泣かないで!」 悠真 「真依……俺がいる……」 火憐 「真依ちゃん……」 メメ 「これが怪異の心臓部……八九寺真宵の幽霊が支配する世界だ」 真宵がついに声を張り上げる。 「まいまい、いい加減にして!!」 その瞬間、 真依の体がびくりと硬直し、 机に額を押しつけたまま、 動きを一切止めず、 世界が割れるほどの、 これまでで最も深い、 最も純粋な、 八九寺真宵の11歳の無念そのものの泣き声が、 永遠に、 一生、 全世界を貫き続ける。 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
【物語シリーズ二十周年記念スピンオフ】 『どこに行ってもなく少女』 5月13日。 八九寺真宵が死んだ日からちょうど数年目の命日。 井草家のリビング。 高校二年生になったばかりの井草真依は、兄・悠真のジーパンを借りた私服姿で立ち尽くしている。 赤い瞳。八重歯が覗く唇。長髪を緑のヘアゴムで縛ったまま。 彼女は生まれたときから“八九寺真宵の死”を抱えてこの世に現れた。 化物語が始まる11年前―― あの母の日の第二日曜日に、真宵は母を探しに歩いている途中で車に轢かれ、即死した。 地縛霊となった真宵は、事故現場から動けなかった。 その無念があまりに深かったせいで、翌年の4月、 “真宵の死そのもの”が遺伝子のように凝縮し、 別の子宮に宿った。 それが井草真依だった。 迷い牛でもあり、蝸牛でもある。 けれど牛の角も殻も、どこにもない。 ただ、泣くことしかできない、ただの人間の少女。 真依は触れる浮遊霊となった神様――八九寺真宵に、ぎゅっと抱きついた。 そのまま、崩れ落ちるように膝をつき、 「うわあああああああああーーーーーーーーーーん」 声にならない悲鳴が、胸の奥から引き裂かれるように溢れ出す。 それは11歳の真宵が最後に上げたであろう、 「ママに会いたい」という無念の叫びそのものだった。 轢かれた瞬間の衝撃、 アスファルトに叩きつけられた痛み、 母に会えなかった絶望、 すべてが真依の喉から、血の味を伴って噴き上がる。 「まいまい……真依ちゃん、泣かないでよ。私が命日に泣かれるなんて……」 真宵が優しく撫でても、真依は首を振ってさらに強く抱きつき、 嗚咽が嗚咽を呼び、 涙が涙を呼び、 悲しみが悲しみを呼び、 世界が悲しみに飲まれた。 夕方。 駅周辺は人で溢れていた。 阿良々木暦、戦場ヶ原ひたぎ、忍野メメ、羽川翼、千石撫子、神原駿河、斧乃木余接、老倉育、 火憐、月火、 小学校の児童、中学生、高校生、大学生、教師、町の人々、 誰もが口を閉ざし、ただ立ち尽くす。 八九寺家の廃屋は花束の山。 事故現場の銅像は花で埋もれている。 信号は止まり、車は止まり、電車は止まり、 世界は止まった。 真依の泣き声が、全世界に響き渡る。 それは、 母を探して歩いた道の記憶、 「もうすぐだよ」と自分に言い聞かせた小さな声、 最後に見た空の色、 轢かれる瞬間の衝撃、 「助けて」と誰にも届かなかった叫び、 すべてが、 今、 井草真依という少女の喉から、 11年前のままの温度で、 永遠に、 うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん November 11, 2025
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