［#meltingdays 手記］

まずは前談として、「melting days」について前島麻由さんご本人がInstagramにて手記を書いてくれているので、良かったらそちらを先に読んでください

前島麻由と出会ったのは、彼女がMYTH & ROIDの初代ボーカリストとしてデビューした2015年でした
当時から、弊社社長Tom-H@ck氏にはとてもお世話になっていたので、彼が新たに始めるユニットということで大注目していましたが、音源を聴いた瞬間にひっくり返った
「本当にヤバい声と歌をしてる…誰なんだこれは…」
そこから前島麻由の歌の虜になり、もう10年が経ちました

仲良くなったのは去年の年末(1年しか経ってないのが信じられなくて恐ろしい)
お互いずっと話してみたかった！という流れもあったのでクリスマスで街が彩られた12月、代官山のカフェでお茶をしました
初めて会ったのに、お互いスルスルと今までの音楽人生の苦楽について語らい、短い時間の中でも彼女は5回ほど泣き(前島は泣き虫)、彼女の為に曲を書きたいなぁとぼんやり思い始めたのがその頃でした

彼女を見ていると、自分が苦しんでいた頃が蘇ります
というのも、わたしも喉のポリープ手術の後、歌うのが怖くて数年間発声障害気味・失声症の感覚があり、酷い時はライヴ活動をお休みしたことがあったので、"音楽で生きていきたい、これしかない"と自分が思えば思うほど追い詰められていた辛い時期を思い出します

好きだから頑張りたい、やり続けたい
だからこそ上手くいかなくて苦しくて辛い

だから、今回ご依頼を頂いた時に、タイアップの内容は勿論しっかりと歌詞に盛り込みながらも、彼女が一瞬でも歌うことへの恐怖から抜け出せるお手伝いになる曲と歌詞、作品になればと筆を走らせました

その人が歌っている瞬間に在りのままの心で、そのままの自分自身で幸せになれる曲を、ということは
いつも、全てのアーティストに対して考えて作っています

命を振り絞って歌う前島の歌声が本当に大好きです
今日歌いながら居なくなるのではないかと不安に思うほど、毎回毎回振り絞って歌っては燃え尽きて、を繰り返して
凄く不器用なのに唯一無二の天性の才能を持っていて、それを自分でコントロール出来てなくていつも泣いている

普段の前島は凄くチャーミングで鈍臭くて愛おしいけど、レコーディングの日、目を閉じマイクの前に立った彼女は近寄り難いぐらい凄まじいオーラと音を放っていて、今こそこの人のために何か出来たらいいなぁと思いながら、わたしの持ってる全てを伝えてディレクションしました

そんな裏側も少しだけ感じながら 是非聴いてみてください
「melting days」には前島麻由の想いと命が詰まっています

"いつか0に還るとき 貴方を思い出すでしょう"
Just, I'm alive in melting days. November 11, 2025

23次会でした(2309)
マッチングした皆様ありがとうございました🙇‍♀️

(MYTH&ROID、２文字目がYだったかIだったか思い出すのに時間かかりすぎた上、砂時計使い切ってたので
メガれず申し訳なかった·····😭) https://t.co/Q9lQyWvh46 November 11, 2025