かなり切り込んだエディトリアルでとても興味深く読ませてもらいました。私だったら、なかなか以下のようなことまでは書けないのですごいです。欲を言えば、著者の中に倭国で働いている産婦人科医を参加させて欲しかったです。

"Obstetricians, especially entrepreneurial obstetricians who practice in clinics and small hospitals they own and manage, will likely resist the centralization to regional facilities, given adverse economic consequences of losing uncomplicated vaginal deliveries, thought to be “a lucrative business” in Japan."
訳：産科医、とくに自分で経営するクリニックや小規模病院で診療を行う“開業系産科医”は、分娩施設を地域の基幹病院へ集約する動きに反対する可能性が高い。なぜなら、倭国では 「正常分娩は儲かるビジネス」 と考えられており、それを失うことは経済的に不利になるからである。

"Ending obstetrician-administered anesthetics will inevitably decrease the number of women who can receive neuraxial labor analgesia in small clinics."
訳：産科医による麻酔施行をやめれば、小規模クリニックで硬膜外麻酔（無痛分娩）を受けられる女性の数は必然的に減少する ことになる。

"Otherwise, this outdated and dangerous model—unique though it may be—may (and should) become extinct."
訳：こうした取り組みを行わなければ、倭国特有とはいえ時代遅れで危険なこのモデルはやがて（そして本来は）姿を消すべき運命にある。 December 12, 2025