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そうめん
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2025.12.01 06:00
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奈良県桜井市三輪地区はそうめん発祥の地。約1200年前、三輪山のご神体である大神神社の宮司の息子が飢えと疫病に苦しむ民の救済を祈願。神の啓示通りに小麦を栽培して作った保存食がそうめんの始まりです。
三輪は江戸時代に栄えた宿場町。旅人が播州、小豆島、島原に製法を伝えました。 December 12, 2025
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#にょすけの書かなきゃメモ
『猫の配膳』という話。
主人公 狐狸道 畦道(こりどう あぜみち)は売れない漫画家。
畦道が目を覚ますとそこは、江ノ島電鉄『鎌倉行き』の車内だった。
人気(ひとけ)の無い車内では、忙しなく働く猫が2匹と1匹の狸。
ミケ猫:がたんごとん
サビ猫:がたんごとん
ミケ猫:ああ、忙しや、忙しや
サビ猫:忙しい忙しいと言えば言うほど、忙しくなるでしょうに
狸:次は、石上ぃ~、次は石上ぃ~。
狸:石上の次は、柳小路に止まりますぅ~。
畦道:石上に、次は柳小路……ここは江ノ電の車内か?
狸:おや、お客さんが起きたみたいだ。
狸:サビ、ミケ、お客さんが起きてるぞ、おおい。
サビ猫:これは大変だ!ミケ、早いところお客さんにあれを持っていかないと
ミケ猫:それは大変だ!サビ、語尾ににゃをつけるのを忘れているにゃ
狸:こいつぁしまった!私も語尾を忘れていたでぽんぽこぽん
畦道:今時分、狸が語尾にぽんぽこぽんなんて語尾をつけるだろうか?
狸:ぽんぽこぽんでは狸の良さが伝わらないですかねえ?
畦道:だってそれは、鳴き声ではなかろうに。
と、言った具合にバケ猫バケだぬきと共に江ノ電を走る。
次々の小間使いにされた猫たちは、畦道に様々なものを配膳していく。
果物に羊羹、時にはそうめんなんかも。
狸と畦道を中心に、禅問答が繰り広げられていく。
ここはどこだの、どうしてここに来たのかだの。
猫が配膳を続ける。その意味をふと考える。
猫がなぜ配膳をするのか。
配膳され続けるものはすべて、葬式や彼岸で死者に供えるものばかりであった。
狸:では、人の死とはどこからどこまでで。畦道先生、あなたは一体いつから生きているのでしょうね。
畦道:そんな事を化け狸と話す日が来ようとはね。
狸:ええ、何せここは鎌倉。次の駅は極楽寺でございますから。
畦道:極楽にたどり着く頃に、自身の死を思い出すなんてとんだ皮肉の効いた小旅行だよ。
狸:よく家計は火の車、だなんて言い方をしますでしょう?
畦道:だからこの電車は火車だとでも言うのかい?
狸:ええ、何せ火車とは猫の姿をした妖怪でございますゆえ。
畦道:なんとも使い古された設定よ。
漫画家 狐狸道 畦道と、鎌倉の妖怪が織り成す『人間って、生きるって、なんだろね』の会話劇。 December 12, 2025
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