1
静寂
0post
2025.11.22 21:00
:0% :0% (40代/男性)
人気のポスト ※表示されているRP数は特定時点のものです
【「Luna Ⅲ」公式PV】
「北の果ての夜想詩」
運命に抗いたければ、喧騒を逃れ、幻の夜に向かえ。
月の帷が静寂の河を覆う時、幽かなランプの炎が彼方へと続く旅路を照らす。
故郷はいつもそこにあり、迷える者たちに呼びかけ続けているのだ。
▼YouTube版
https://t.co/Sfb1G0Smsg
#原神LunaIII https://t.co/ob6ekvKTTM November 11, 2025
17RP
📕ソフィア皇后❄️👑|“氷の女帝、孤独に沈んだ影”🌑⚔️
🔔 クレムリンの鐘に震えるモスクワ
👑 若き皇女は血の乱から権力を掴み
❄️ 摂政として冷徹に6年を統べた
けれど最後に残ったのは
氷の修道院、孤独な石壁やった🧱🕯️
👉 君なら“孤独”をどう使う?支配で縛る?
コメントで教えてな✍️💬
君の一行が、氷の帝国に火を灯すかもしれん🔥❄️
📖 完全版はこちら👇note✨
🔗 https://t.co/wwOfg566Yg
これは“読む”んやなく、“感じる”物語。
光と影の間で、君の心がどんな音を奏でるか🎨🎭
🎪#お笑いサーカス #思考のスパーク短編小説 ⚡️
#ソフィア皇后
#ロシア史
#皇帝の孤独
#氷の女帝
#闇と誇り
#帝国の血脈
#運命の王冠
#静寂の支配
#TheSparkCircus November 11, 2025
5RP
🎥解禁 竹内涼真&町田啓太
ビハインドMOVIE公開‼️
Netflix映画『10DANCE』の二人が表紙で登場❗
#竹内涼真 #町田啓太 #10DANCE #テンダンス
12/16発売
#GIANNABOYFRIEND 10 通常版
㊗️表紙&FASHIONグラビア特集
竹内涼真&町田啓太
楽天ブックス、Amazon等
先行予約解禁👇
https://t.co/A7FX28fBzX
Netflix映画『10DANCE』の二人が本誌表紙を飾ります❣️
静寂と凜とした二人の世界観をお楽しみに💕
📣竹内涼真さん、町田啓太さん NEWS
W主演:竹内涼真×町田啓太/監督:大友啓史
衝突するプライド、重なり合う身体
甘く刺激的な男性同士の愛とダンスの物語😃
Netflix映画『10DANCE』
12月18日(木)よりNetflixにて世界独占配信スタート✨
@takeuchi_ryoma
@gekidanexile November 11, 2025
4RP
本日もご覧いただきありがとうございます。
2025.11.22~11.28 の週間【開運運】・カウントダウン!
1 位:天秤座
あなたの理想を語りなさい。その言葉が、未来を照らす星になる。
2 位:山羊座
あなたには全てが揃っている。あとは「始める」と決めるだけです。
3 位:獅子座
あなたの信念を貫いて。正しさを証明するための戦いは孤独なもの。
4 位:魚 座
答えは他人の教えの中に。信じる心があれば、道は必ず開きます。
5 位:蟹 座
完璧な関係はないと知ること。不完全さを受け入れる愛が開運の鍵。
6 位:射手座
勢いだけで進まないこと。足元を固めることが、一番の近道です。
7 位:蠍 座
感傷に浸るのはもう終わり。自分の価値は自分で決めるのですから。
8 位:双子座
多くの言葉は不要です。静寂の中にこそ、探すべき真実がある時。
9 位:牡羊座
止まることを恐れないで。内なる声が次の一手を教えてくれるはず。
10位:水瓶座
過去の痛みを認めましょう。それこそが、未来へ進むための力です。
11位:牡牛座
愛情に答えを求めないこと。今は自分自身の心を満たす時なのです。
12位:乙女座
変われない自分を責めないで。今は嵐が過ぎ去るのを待つ勇気を。
それでは皆様、今週も素敵な一週間を。
【運勢を、さらに現実に活かすには?】
▼すぐに使える「お守り」が欲しいあなたへ
【今日のラッキー〇〇】と【12位救済メッセージ】はYouTubeで公開中!
▶ https://t.co/QjtFqM4mn7
▼具体的な「行動計画」が知りたいあなたへ
【朝昼夜の秘策】をnoteで限定公開中!
▶ https://t.co/ujHKHm23aD
#7日間占い
#星座占い
#タロット占い
#今週の運勢
#占い
#開運
#開運運 November 11, 2025
1RP
⛩丹生川上神社下社(奈良県下市町)
本殿が見える場所ないのかなと思い散策しにいきました。白馬、黒馬を見たい人が次から次へと訪れ、境内が静寂に包まれることはありませんでした。たぶん白馬、黒馬が境内にいる神社はここだけだからなんでしょうね🤔 https://t.co/3npe1xGCQZ November 11, 2025
1RP
静寂の中、愛する人を待つ🪸
cr.Menda范(xiaohongshu)
∘⋅⊱⋅─────⋅♬⋅─────⋅⊰⋅∘
#ホムラ #Rafayel
#恋と深空 #LoveandDeepspace
#恋と深空好きな人と繋がりたい https://t.co/lDrrM139Ks November 11, 2025
1RP
静寂さの中に、祈りの火を灯した鮮やかな紅葉の風景。
ここは福島市・陽林寺。
#ふくつぶ #ふくしま撮る旅 #陽林寺 https://t.co/nQFB6lFd7J November 11, 2025
1RP
第3回文豪コロシアム1stステージ8(全13会場)
対戦会場紹介!
静寂の間
https://t.co/7q0pG9MsAJ
片や、AI嫌いの男とAIロボットの共同生活の物語!
片や、脱出ゲームコラボ配信の物語!
息詰まる静寂を破るのはアナタの1票! November 11, 2025
1RP
/
フォロー&リポストキャンペーン第1弾✨
\
勝利の女神:NIKKE
「紅蓮 ASMR - 泥中の蓮、清らな静寂を君と。」
グッズ4点セットを抽選で1名様にプレゼント🎁
紅蓮の世界観を感じられるアイテムを、ぜひチェックしてください✨
◆参加方法
1.@vivionblueをフォロー
2.本投稿をリポスト
【2025年11月24日(月・祝)23:59まで】
✅詳細はこちら
https://t.co/nn1m896C6J
#NIKKE #ニケ #メガニケ #紅蓮 November 11, 2025
1RP
>序盤の音色の傷やアンサンブルの乱れなど、不満は色々あるが、それらがどうでもよくなるくらいラストの静寂は見事だったし、カーテンコールは会場全体がノット監督への愛と尊敬の念に溢れていて感動的だった。
本日の本質。 https://t.co/T2MTS1i4k4 November 11, 2025
1RP
\ポッドキャスト『海とビールと、組織と人と。』_第2回!/
今回のテーマは「組織文化の変化」。先日行われたKOBIRAのビジョンミーティングで、「組織文化が変わったねぇ」という実感があったので、振り返りを。
3年半以上前のKOBIRAは、トップダウン文化が強く、「上の人に怒られない」が重視されていました。部長会議では誰も発言せず、静寂の中で話を聞くだけ。そんな状況から、先日のビジョンミーティング第7回では、若手中心に、17人のメンバーがマイクを握って語ってくれたのが嬉しかったです。
また、せいちゃんとの話の中で自然と出たテーマとして、「委譲」という言葉についても扱いました。「移譲」と「委譲」は違うという話。KOBIRAで起こったのは「委譲」の方で、熱量や未来への当事者意識を徐々にメンバーが共有してくれるようになった感覚です。完全に切り離すわけではなく、徐々に移っていくグラデーション。
そんな点も含めて、組織を機械的に捉えるのではなく「生き物」として見る視点が大事だなと。「うねり」を扱うファシリテーション。せいちゃんとの対話の中で、改めて気づくことがたくさんありました。
終盤では「ダイアログテック」(対話×AI)についても語りました。参加者が書いた付箋をGemini 3.0で分析すると、今まで料理しきれなかった組織の声が見えてくる。AIが組織開発の現場をどう変えるか、まだまだ可能性を感じてます。
鹿児島の小浜の海を眺めながら、クラフトビールを片手に(池田は保育園お迎えもあるので相変わらずビールは飲めませんでしたが)、組織変革のリアルを語り合いました。今回も楽しかった!
ローカルでの経営や組織づくりに取り組んでいる皆さんや、組織文化などに関心がある方に、少しでも参考になれば嬉しいです!😊
(リンクはスレッドより) November 11, 2025
…---... 銀河の星屑、エナメルギブソン…✨ ナンバーナインの靴、めちゃくちゃカッコいいな…欲しい… 静寂の中で、羨望の眼差し…
✨05SS/エミリー期✨NUMBER(N)INE 宮下期 エナメルギブソン 26
https://t.co/RTvfffWxMG November 11, 2025
\ポッドキャスト『海とビールと、組織と人と。』_第2回をアップしました!/
今回のテーマは「組織文化の変化」。先日行われたKOBIRAのビジョンミーティングで、「組織文化が変わったねぇ」という実感があったので、振り返り。
3年半以上前のKOBIRAは、トップダウン文化が強く、「上の人に怒られない」が重視されていました。部長会議では誰も発言せず、静寂の中で話を聞くだけ。そんな状況から、先日のビジョンミーティング第7回では、若手中心に、17人のメンバーがマイクを握って語ってくれたのが嬉しかったです。
また、せいちゃんとの話の中で自然と出たテーマとして、「委譲」という言葉についても扱いました。「移譲」と「委譲」は違うという話。KOBIRAで起こったのは「委譲」の方で、熱量や未来への当事者意識を徐々にメンバーが共有してくれるようになった感覚です。完全に切り離すわけではなく、徐々に移っていくグラデーション。
そんな点も含めて、組織を機械的に捉えるのではなく「生き物」として見る視点が大事だなと。「うねり」を扱うファシリテーション。せいちゃんとの対話の中で、改めて気づくことがたくさんありました。
終盤では「ダイアログテック」(対話×AI)についても語りました。参加者が書いた付箋をGemini 3.0で分析すると、今まで料理しきれなかった組織の声が見えてくる。AIが組織開発の現場をどう変えるか、まだまだ可能性を感じてます。
鹿児島の小浜の海を眺めながら、クラフトビールを片手に(池田は保育園お迎えもあるので相変わらずビールは飲めませんでしたが)、組織変革のリアルを語り合いました。今回も楽しかった!
ローカルでの経営や組織づくりに取り組んでいる皆さんや、組織文化などに関心がある方に、少しでも参考になれば嬉しいです!😊
(リンクはスレッドより) November 11, 2025
#人生の階段
#菊池亮太
今回のツアー初めてお邪魔しました
期待に満ちた静寂から優しい音の粒があふれ、世界観に惹き込まれました
伸び伸びとご自身らしい和音が展開されて、その1つ1つが好きだなぁと改めて感じました
これからもご自身が弾きたい、楽しいと感じる演奏が紡ぎ出されますよう November 11, 2025
野村のパラダイスで温水プールで首を縁に掛け、ぬるま湯に浮かんで居たら、やっと楽に成って、【俊三さま】は思わず、
今日の確率1/319の4パチの北斗の拳、大変やったわ〜。ハルマゲドンやったわ〜
と呟いたことから、〘【黙示録】パチンコ〙の第7の封印の【天に半時の静寂が訪れた後のハルマゲドン】は、【俊三さま】が野村のパラダイスの湯で約3時間、風呂に浮かんで居たら、今日の北斗の拳のパチンコが、やっぱり、思わず【ハルマゲドン】だったわ〜、で開かれた💋で、〘【黙示録】パチンコ〙は終了♥️で、俊三は、確率1/319の4パチの、箱を使った北斗の拳のパチンコ台でも、店員に頼らずに、14連ラッシュをしながら、自分で箱交換から席の後ろへの箱の積み上げから、パチンコをしつつ1人でして、全てのパチンコを立派にプレイできる、超上級特級パチンコ打ちだ、と成ったから、もう、後はパチンコは、自分の好きなように打てば良い👅弓道と一緒♨️パチンコも弓道も〘卒業〙🎯パチンコも弓道も、俊三の好きなようにしてれば良い🈴で、後は、〘【黙示録】パチンコ〙はエピローグの【子羊の結婚】を残すのみと成ったから、多分、その線で、後は世界は動くのだろう💙警備員の仕事は、体さえ元気なら、年齢の上限は無いから、日給1万2千円での計算の仕事だから、後は言わないけど、しかも、人手不足だから、体さえ元気なら、自分から辞めない限りクビに成ることは決して無いから、これで【不老不死】なる俊三は未来永劫に月給約30万円は確定した💩俊三、無限の億万長者だわ☄️パチンコも弓道も〘合格〙したから、後は、女性達の【俊三さま】に対する【渇愛】を満足させて遣るのみ🎉多分、後の世界は、それのみが〘テーマ〙だわ👾後は全部、【整いました】💋♥️👅♨️🎯🈴💙💩☄️🎉👾 November 11, 2025
野村のパラダイスで温水プールで首を縁に掛け、ぬるま湯に浮かんで居たら、やっと楽に成って、【俊三さま】は思わず、
今日の確率1/319の4パチの北斗の拳、大変やったわ〜。ハルマゲドンやったわ〜
と呟いたことから、〘【黙示録】パチンコ〙の第7の封印の【天に半時の静寂が訪れた後のハルマゲドン】は、【俊三さま】が野村のパラダイスの湯で約3時間、風呂に浮かんで居たら、今日の北斗の拳のパチンコが、やっぱり、思わず【ハルマゲドン】だったわ〜、で開かれた💋で、〘【黙示録】パチンコ〙は終了♥️で、俊三は、確率1/319の4パチの、箱を使った北斗の拳のパチンコ台でも、店員に頼らずに、14連ラッシュをしながら、自分で箱交換から席の後ろへの箱の積み上げから、パチンコをしつつ1人でして、全てのパチンコを立派にプレイできる、超上級特級パチンコ打ちだ、と成ったから、もう、後はパチンコは、自分の好きなように打てば良い👅弓道と一緒♨️パチンコも弓道も〘卒業〙🎯パチンコも弓道も、俊三の好きなようにしてれば良い🈴で、後は、〘【黙示録】パチンコ〙はエピローグの【子羊の結婚】を残すのみと成ったから、多分、その線で、後は世界は動くのだろう💙警備員の仕事は、体さえ元気なら、年齢の上限は無いから、日給1万2千円での計算の仕事だから、後は言わないけど、しかも、人手不足だから、体さえ元気なら、自分から辞めない限りクビに成ることは決して無いから、これで【不老不死】なる俊三は未来永劫に月給約30万円は確定した💩俊三、無限の億万長者だわ☄️パチンコも弓道も〘合格〙したから、後は、女性達の【俊三さま】に対する【渇愛】を満足させて遣るのみ🎉多分、後の世界は、それのみが〘テーマ〙だわ👾後は全部、【整いました】💋♥️👅♨️🎯🈴💙💩☄️🎉👾 November 11, 2025
野村のパラダイスで温水プールで首を縁に掛け、ぬるま湯に浮かんで居たら、やっと楽に成って、思わず、
今日の確率1/319の4パチの北斗の拳、大変やったわ〜。ハルマゲドンやったわ〜
と呟いたことから、〘【黙示録】パチンコ〙の第7の封印の【天に半時の静寂が訪れた後のハルマゲドン】は、【俊三さま】が野村のパラダイスの湯で約3時間、風呂に浮かんで居たら、今日の北斗の拳のパチンコが、やっぱり、思わず【ハルマゲドン】だったわ〜、で開かれた💋で、〘【黙示録】パチンコ〙は終了♥️で、俊三は、確率1/319の4パチの、箱を使った北斗の拳のパチンコ台でも、店員に頼らずに、14連ラッシュをしながら、自分で箱交換から席の後ろへの箱の積み上げから、パチンコをしつつ1人でして、全てのパチンコを立派にプレイできる、超上級特級パチンコ打ちだ、と成ったから、もう、後はパチンコは、自分の好きなように打てば良い👅弓道と一緒♨️パチンコも弓道も〘卒業〙🎯パチンコも弓道も、俊三の好きなようにしてれば良い🈴で、後は、〘【黙示録】パチンコ〙はエピローグの【子羊の結婚】を残すのみと成ったから、多分、その線で、後は世界は動くのだろう💙警備員の仕事は、体さえ元気なら、年齢の上限は無いから、日給1万2千円での計算の仕事だから、後は言わないけど、しかも、人手不足だから、体さえ元気なら、自分から辞めない限りクビに成ることは決して無いから、これで【不老不死】なる俊三は未来永劫に月給約30万円は確定した💩俊三、無限の億万長者だわ☄️パチンコも弓道も〘合格〙したから、後は、女性達の【俊三さま】に対する【渇愛】を満足させて遣るのみ🎉多分、後の世界は、それのみが〘テーマ〙だわ👾後は全部、【整いました】💋♥️👅♨️🎯🈴💙💩☄️🎉👾 November 11, 2025
XnoveL #珠界共創記 -聖女サリサ譚 -
《プロローグ》王都の出会い
灼熱の陽射しが石畳を白く焼いていた。
エルドリア王都・中央市場通りは、色とりどりの天幕と人波で埋め尽くされ、まるで生き物の臓腑のように脈打っている。
ダイン・アルバは小さな手押し車を軋ませながら、ようやく空いた一角に腰を下ろした。
車の上には辺境の村々で仕入れた粗末な品々――薬草の束、獣の牙の首飾り、怪しげな水薬の小瓶、安物のガラス玉。
どれも王都の目利きからすれば笑いものだろう。それでも彼にとっては、生きるためのすべてだった。
「よし……気合い入れていくぞ」
頬を両手でぱんぱんと叩き、勢いだけで書いた看板を立てる。
【辺境の幸! 珍品奇品、なんでも揃い! 一見の価値あり!】
文字は頼りなく傾いていた。
通りを行き交う人々は華やかな貴族の馬車、鎧を鳴らす衛兵、異国の香料を纏った商人、耳の尖ったエルフの旅人……誰もが忙しげに通り過ぎていく。
ダインの小さな露店など、視界の端にも入らない。
不安が胸をよぎる。
けれどすぐにそれを振り払うように深呼吸をした。
すると――
キーン、と高く澄んだ鈴の音のような響きが耳の奥で鳴った。
今度ははっきりと、まるで誰かがすぐ傍で囁いているかのように。
(……こっちだ)
視線が自然と市場の奥――白亜の神殿へ続く大通りへと吸い寄せられる。
そこに、何かがある。
何かが、僕を呼んでいる。
無意識に立ち上がった。
荷物を放っておくわけにはいかない。
それでも足は勝手に一歩、また一歩と進みそうになる。
そのときだった。
「――あの」
透き通るような、鈴の音を思わせる声。
振り返ると、そこに立っていたのは薄い水色の長髪を風になびかせ、白銀の聖職衣に身を包んだ少女。
年齢は自分より三つ四つ下だろうか。
けれどその佇まいには、どこか得体の知れない気品が漂っていた。
少女――サリサは、ふわりと微笑んだ。
「あなた……ダイン・アルバさん、ですね?」
初めて会ったはずなのに、なぜか名前を知られている。
そしてなぜか、懐かしい気がする。
ダインは、ぽかんとしたまま、ただ彼女の薄青の瞳を見つめ返していた。
サリサは瞬きを一つだけして、小さく、秘密を共有するような微笑みを浮かべた。
「驚かせてしまって、ごめんなさい」
彼女は両手を胸の前でそっと重ね、軽く会釈をする。
その仕草はあまりにも自然で、まるで何度も交わした挨拶のようだった。
「私はサリサと申します。このエルドリアの神殿に仕える、聖女の……まあ、まだ見習いみたいなものですが」
通りすがりの人々がぱっと道を開け、深く一礼していく。
それでもサリサは気にした様子もなく、ダインの目だけをまっすぐに見つめていた。
「あなたのお名前は……ずっと前から知っていました。だって、『見えていた』んですもの」
彼女はそっと右手を差し出す。
白い手袋越しでも伝わる、ひどく優しい体温。
「水晶に映った未来の中で、あなたはずっと……私の傍にいてくださったから」
風が吹いた。
水色の髪がふわりと舞い上がり、陽光を浴びて銀のようにきらめく。
その瞬間、ダインの胸の奥で、さっきまでの耳鳴りが、今度は温かな鼓動へと変わった。
「だから、もう迷いません。
あなたを、お迎えに来ました」
市場の喧騒が、まるで遠くに聞こえる。
世界が二人だけになったような、静かな時間が流れた。
サリサは恥ずかしそうに微笑みながら、
でも確かに、まっすぐにダインを見つめていた。
「ねえ、ダインさん。
少しだけでいいから……私の話を、聞いてくれますか?」
──────
「僕みたいな行商人に、聖女様が一体何の話が?」
ダインの声は、どこか掠れていた。
市場の喧騒が遠のき、ただ風と少女の吐息だけが耳に届く。
サリサは瞬きを一つだけして、ふっと息を吐いた。
その吐息は白く、まるで冬の朝のような冷たさを帯びていたが、すぐに柔らかな笑みに溶けていった。
「……『聖女様』だなんて、堅苦しいです」
彼女は小さく首を振り、照れ隠しのように指先で頬を掻く。
「私、まだ見習いですし……それに、あなたの前では、そんな呼び方で距離を置きたくないんです」
彼女は一歩だけ近づいた。
石畳の上で、白い靴が小さく鳴る。
「ダインさんは……『僕みたいな』って、言いましたね」
声が、少しだけ低くなる。
「でも、あなたは『僕みたいな』人なんかじゃない。
あなたは、あなただけが持っている“何か”を、ちゃんと抱えてここに立っている」
サリサはゆっくりと両手を胸の前で重ねた。
まるで祈りを捧げるように、でも確かにダインを見つめながら。
「この世界……いえ、この“珠界(しゅかい)”が、今、泣いているんです」
薄青の瞳に、揺らめく水面のような光が宿る。
「もうすぐ、大きな揺らぎが訪れる。
それが来る前に、あなたの力が必要なのです」
風が強くなった。
水色の髪がはらはらと舞い上がり、その奥に神殿の尖塔が白く輝いて見えた。
「私だけじゃ、もう足りない。
だから……あなたを、お迎えに来ました」
彼女はもう一歩、近づいた。
距離は、息がかかるほどに縮まる。
「ダイン・アルバさん。
あなたは、行商人なんかじゃない。
あなたは――」
言葉を切り、
サリサはそっと、ダインの手を取った。
温かい。
あまりにも小さくて、儚い手のひらだった。
「あなたは、私の“従者”になってくれる人、なんです」
市場のざわめきが、ふっと止んだ。
まるで、世界が息を呑んだように。
「……嫌、ですか?」
彼女の瞳に映るのは、驚きと戸惑いと、それでも確かに灯り始めた小さな期待。
そして――どこか切なげな、祈るような色。
ダインは言葉を失い、ただその手を握り返すことしかできなかった。
熱が、胸の奥から頬へと駆け上る。
「よよよよよく分からないけど、な、何か僕にもできるなら手伝うよ!」
慌てて手を引っ込め、誤魔化すようにダインは笑ってみせた。
サリサはぱちくりと瞬きをし、次の瞬間、頬を桜色に染めてくすくすと笑った。
「だめです……そんなに慌ててしまったら、私まで……」
嬉しさを隠しきれず、彼女は小さく跳ねる。
「ありがとうございます、ダインさん」
今度は両手でそっとダインの右手を包み込むように握りしめる。
「でも、ひとつだけ約束してください」
彼女は顔を上げ、真正面からダインを見つめた。
「これから先、どんなに怖いことがあっても、
どんなに信じられないことが起きても……
私の手を、離さないで」
風が止んだ。
世界が二人だけになったような、静かな時間が流れた。
「さあ、行きましょう。
あなたの荷物は、私が運びますから」
サリサはくるりと背を向け、
しっかりとダインの手を引いて、白亜の神殿へと続く大通りを歩き出した。
「いや、荷物は重いから!っていうか手押しの荷車だよ?さすがに君じゃ動かせないって!」
ダインが慌てて声を上げるが、
サリサは振り返り、悪戯っぽく微笑むだけだった。
彼女の指先が小さく光り、
錆びた手押し車がふわりと宙に浮いた。
「聖女の奇跡を……ちょっとだけ」
荷車はまるで羽が生えたように軽やかに続き、
二人は神殿の門へと続く長い階段を上っていった。
荘厳な大回廊を抜け、
色付きのステンドグラスが虹を落とす中、
サリサは少しだけ歩調を緩め、ダインの足音を確かめるように歩いた。
「……緊張、してますか?」
ちらりと横目で見て、くすりと笑う。
「私も、初めてここに来たときは……足が震えて、転びそうになったんです」
そう言って、自分の膝をぽん、と叩いた。
聖女とは思えない、どこか幼い仕草だった。
やがて二人は、純白の石でできた巨大な扉の前に立った。
扉の表面に浮かぶ光の紋様が、サリサに反応して輝きを増す。
「ここが……聖女の間です」
深呼吸をして、
サリサはダインの手を握りしめたまま、扉に左手を翳した。
光が奔り、
音もなく、巨大な扉が内側へと開いていく。
――現れたのは、星空を閉じ込めたような円形の部屋だった。
中央に立つ透明な水晶の柱。
その中を、無数の光の粒が渦を巻いて漂っている。
サリサは初めてダインの手を離し、
一歩だけ前に出た。
「……ダインさん」
振り返り、
両手を胸の前で重ね、
深く、深く頭を下げた。
「ようこそ、私の世界へ」
その瞬間――
水晶の柱が、強く、強く光った。
光は二人を包み込み、
世界が息を吸い込むように、静寂が深まった。
「ここから先は……もう、戻れません。それでも――」
涙を浮かべながら、でも確かに微笑んで。
「それでも、私と一緒に来てくれますか?」
光の中で、
少女の水色の髪が、星屑のようにきらめいていた。
──────
光は温かかった。
まるで母の腕の中に抱かれているような、懐かしくて安らかな温もりだった。
右も左も、上下さえも失われた空間に、ダインの体はふわりと浮かび、
それでも心は驚くことなく、ただ静かに「帰ってきた」と呟いていた。
サリサはゆっくりと宙に舞い上がり、
水色の髪が銀河の尾のように長く広がる。
彼女が両手を大きく広げた瞬間、無数の光の粒が彼女を中心に円を描き始めた。
「見ててくださいね」
指先が宙をなぞる。
光の粒が糸のように繋がり、
巨大な、果てしない闇に漂う無数の光の珠が現出した。
「これが……珠界(しゅかい)」
「私たちの世界は、この一つ一つの光の珠。
それぞれが、独立した『世界』なんです」
彼女は最も近くの珠に触れた。
瞬間、珠が膨張し、二人の視界を埋め尽くす。
灼熱の砂漠をラクダが歩く世界。
氷に閉ざされた極地で獣人たちが焚き火を囲む世界。
空に無数の浮島が漂う魔法都市。
どれもが、確かに息づいていた。
「でも……本来は決して交わらないはずのない、永遠に孤独に回り続ける運命」
声が震えた。
「けれど今、どこかで……その法則が、壊れ始めている」
光の珠たちが不規則に揺れ、
いくつかが衝突寸前でひび割れていく。
「衝突すれば、世界は消える。
生きているものすべてが、跡形もなく」
サリサはダインに近づき、
再びその手を取った。
「それを止めることができるのは……
聖女と、そして、あなただけなんです」
光が収束し、
二人は聖女の間に戻っていた。
水晶の柱が静かに脈打っている。
サリサはダインの前で膝をついた。
騎士が主に忠誠を誓うように。
「ダイン・アルバ。
私は、あなたを私の従者に任命します」
立ち上がり、
ダインの右手に、小さな透明な水晶の欠片を握らせた。
その中を、微かに銀色の光が揺れていた。
「これは……『旅の鍵』。
あなたが持つことで、初めて、珠界の壁を越えられるようになる」
深呼吸をして、
恥ずかしそうに微笑む。
「……長い旅になると思います。
怖いことも、悲しいことも、たくさんあるでしょう」
でも、
彼女はダインの手を強く握り返した。
「でも、私は……あなたと一緒なら、頑張れます」
水晶の柱が最後に強く光り、
静かに、静かに、
二人の旅の始まりを告げた。
光がゆっくりと収まっていく。
聖女の間は再び静寂に包まれ、
ただ二人の息遣いだけが響いていた。
サリサはまだダインの手を握ったまま、
小さく、けれど確かに微笑んだ。
「……ありがとう、ダインさん」
彼女はそっと額をダインの肩に預けた。
水色の髪が肩に落ち、甘い香りがほのかに漂う。
「これから先、どんな世界に行っても、
どんなことが起きたって……」
少しだけ顔を上げ、
涙と笑みを同時に浮かべて。
「ずっと、あなたの隣にいさせてください」
ダインは答えられなかった。
ただ、握られた手を、強く握り返すことしかできなかった。
水晶の柱が最後の光を灯し、
二人の影を長く、長く床に落とした。
――珠界共創記
貧しい行商人と聖女の、果てしない旅が、今、始まる。
(《プロローグ》終) November 11, 2025
<ポストの表示について>
本サイトではXの利用規約に沿ってポストを表示させていただいております。ポストの非表示を希望される方はこちらのお問い合わせフォームまでご連絡下さい。こちらのデータはAPIでも販売しております。



