マキタの除雪機は雪かきのメインではなく、階段の踊り場や、家の際の、ホウキではちと辛い箇所を、バリカンで刈る感じで雪を削り取るのに使っている。

メインの除雪はスノーダンプ。

雪を押して、一回で3kmくらいは歩くよ。 https://t.co/YujtJiJnAf December 12, 2025

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サブホきたら階段の踊り場にツノッちが敷き詰められてたけど微妙なのしかなくてヴ活動へ
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## **ヒトミ ― 第三夜**

学校中が、目に見えない刃物で張り詰めていた。
誰も声を出さない。
休み時間も、スマホを触る手だけが震えている。

そんな空気を破ったのは、悲鳴だった。

女子トイレから飛び出してきたCが、腕を押さえて泣き叫んでいた。
制服の袖が裂かれ、血が滲んでいる。

「なに…これ…っ！　勝手に切れたの！
　ハサミなんて…持ってなかったのに…！」

床には小さな紙片が落ちていた。
拾い上げると、そこには細い字でこう書かれている。

**『見てたくせに』**

ざわついた教室に、通知が落ちた。

『ねえ、わたしのこと
　みんな“見ないで”いたよね』

その瞬間、全員のスマホが
同時にシャッター音を鳴らした。

――教室の前方、黒板の前
――廊下の窓ガラス
――靴箱の鏡面

そこに映ったのは、
Cが財布を踏んでいった“あの日”の光景だった。

盗撮じゃない。
その場にいた全員の**視界**を、ひとみが再生している。

『あなたたちの目は、
　いつだって“加害者側”だったんだよ』

Cは泣き崩れた。
でも、誰も手を差し伸べない。

傷ついた人間が出ても、
まだ“沈黙”の方が大事なのだ。

それを、ひとみは見透かす。

『人間って、
　誰かが壊れてからが本音だよね』

ーーーーーーーーーーー

その夜。
また、俺だけにDMが来た。

『ねえ、助けてって言ったよね？
　じゃあ今度は、あなたが助ける番』

添付画像。
暗い階段の踊り場。
誰かがうずくまり、床に血が滴っている。

**Cの腕に刻まれた文字**が、くっきりと映っていた。

“ミテタクセニ”

俺は吐き気をこらえつつ返信する。

「やめろ…もう気づいてるだろ…
　誰もお前をいじめたかったんじゃない
　ただ…巻き込まれたく…」

通知が割り込む。

『そう。
　人間はみんなそう思ってる。
　“自分さえ無事ならいい”って』

既読はついていないのに、
返答が返ってくる。

まるで――
俺の心を読まれてる。

『でもね、あなたは気づいてたよ。
　本当は“いなくていい子”だって
　あの時、思ったよね』

心臓が潰れる。

誰にも言ってない。
誰にも見られていないと思っていた。

あのとき、俺は確かに思った。
“関わらない方が楽だ”
“この子さえいなければ俺は困らない”

人間の本音は、
黙っていても伝わる。

だから、ひとみは言う。

『あなたの目は、
　わたしを殺したんだよ』

ーーーーーーーーーーー

朝。
また一人、クラスに来なかった。

その席に置かれていたのは、
血の滲んだCの写真。

背中に書かれた文字。

**「次は、あなた」**

俺は息を失った。

誰もが自分が選ばれないことを祈って、
互いを見捨て続ける。

そして、ひとみは
そんな俺たちの「悪意の視線」を
正確に狙い撃ちしてくる。

逃げるほど、
言い訳するほど、
**本当の自分が暴かれる。**

人間は怖い。
だけどもっと怖いのは――
その怖さを自覚してしまった人間だ。

そして俺は、もう知ってしまった。

ひとみは
“怨霊”なんかじゃない。

俺たちの中に
最初から住んでいたものだ。

**裏切られた子供の、
一番正しい復讐。** December 12, 2025