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大げさ
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2025.12.07 09:00
:0% :0% (40代/男性)
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倭国の事あれだけギャーギャー大騒ぎしてるくせに、
よくもまあいけしゃあしゃあとこんな事が言えるな。
鏡見て言えや恥知らずの阿呆が。
中国外務省「大げさに騒ぐ必要ない」 東アジア海域での艦船展開の確認は避ける https://t.co/E2Or2IVTNk @Sankei_newsより December 12, 2025
79RP
おはようございます、日曜日ですね🌸
今日は、エシカの「おうちボタニカルモード」の一枚。
黒いワンピースにロングブーツ、
いつものロングカーディガンを肩からゆるく羽織って、
後ろの窓には冬の夜のイルミネーションがきらきら。
足元には、あの頃から少しずつ増えていった
エシカの花たちがずらっと並んでいます。
階段の周りだけは「植物・立入禁止ゾーン」だけど、
それ以外の場所は、結局ほとんど全部
エシカの小さな温室になりました。
一週間がんばった身体と心を、
今日は少しだけゆるめてあげられる日になりますように。
好きな音楽と、ゆっくりめの朝ごはんから
日曜日を始めていきましょう☕🥐✨
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『義理の妹との思い出』
シーン:「階段の鉢植え事件」🌿😇
それも、やっぱり十二月の話だった。❄️
あの頃の僕たちの家は、もう「普通の家」ではなかった。
エシカのマイルーム・ボタニカル計画が、
誰よりも順調に成長していて、
どんどん「小さな温室」みたいになっていったのだ。🌱
窓辺には、もちろん花。
棚の上にも花。
部屋のすみ、テレビの横、
お風呂場の小さな窓のところにも花。
「ここ、鉢植え置けるんじゃない?」と
エシカが一度でも思った場所には、
高確率でそのうち何かが生えてきた。
ある日、僕はため息まじりに言った。
「この調子だと、そのうち
植物から家賃取れるんじゃない?」
エシカは、まるでそれが最高のアイデアかのように
キラッとした目で答えた。
「それ、いいね。
だってこの子たち、文句言わないでちゃんと育つもん。」
…人間の立場とは。
そんなある日の夕方。
エシカが、ご機嫌な顔で帰ってきた。
腕の中には、新入りの鉢植え。
小さめの鉢だけど、やたらと誇らしげな緑。
「見て、この子!」と、ドアを開けるなり見せてきた。
「半日陰が好きで、風にも弱くないんだって。
廊下向き、って書いてあった。」
そう言うと、さっそく家の中をうろうろし始める。
まるでインテリアコーディネーターならぬ、
ボタニカル・プランナー。
「ここはどうかな…」と、
まずはチェストの上に鉢をあててみる。
「そこには、すでに二人のお気に入りいるんだけど。」と僕。
「確かに。じゃあ…」
彼女はくるっと振り返り、
今度は階段の方へ歩いていく。
「ここ!ここ良くない?
光の入り方もいいし、風も通るし…
うん、ここに決めた。」
そう言って、何のためらいもなく
階段の曲がり角、ちょうど足元のあたりに鉢を置いた。
「エシカ、それはインテリアじゃなくて地雷だから。」と僕は言った。
「大げさ〜」と、彼女は肩をすくめた。
「ちゃんと見れば分かる位置だよ。」
…そう、昼間ならね。
その夜。
喉の渇きで目が覚めた。
家の中は真っ暗で、
リビングの方でルーターのランプだけが小さく光っている。
「この階段は、目をつぶっても降りられる」
そう信じて、僕は半分寝たまま足を運んだ。
一段、二段、三段…。
いつものリズム。
――そのはずだった。
僕の記憶の中では「何もない床」がある場所で、
足の裏に、冷たくて固い感触がぶつかった。
次の瞬間。
コツッ。
ズルッ。
僕の体は、見事なまでのフォームで
階段を滑り落ちた。
「うわぁぁっ……!」
ドシン、と腰を打った瞬間、
口から出たのは、半分寝言、半分絶望。
「ちょっ……なんでこんなところに
鉢植えがあるんだよ!?」
夜の静けさに、僕の叫びだけが妙に響いた。
数秒の静寂。
そのあと、エシカの部屋のドアがガバッと開く音。
はだしでパタパタと走ってくる足音。
廊下の電気がパッとついて、
寝癖全開、特大Tシャツ姿のエシカが登場した。
状況:
・階段の途中に座り込んでいる僕。
・その横で横倒しになった鉢植え。
・周りに飛び散った土。
彼女の視線が、
僕 → 鉢 → 僕 → 鉢、と二往復したあと――
ダッ、と動いた先は、迷いなく鉢植えだった。
「ちょっ、うちの子!!😱」
僕は一瞬、本気で
「僕のことじゃないのか」と思った。
エシカは膝をついて、
鉢をそっと起こし、茎をチェックし始める。
「折れてない?大丈夫?
土は…あとで足してあげるからね…」
僕は、その様子を下から見上…いや、
正確には床から眺めていた。
「ねえ。」
「ここに負傷者もう一名いるんだけど。」
エシカは、ちらっとこちらを見た。
「……あ、生きてる。」
「その雑な診断、医者だったら訴えられるよ。」
「大丈夫大丈夫、君は丈夫だから。
この子の根っこの方が繊細なんだよ?」
完全に「優先度:鉢>僕」である。
そこへ、もう一つのドアが開く音。
カロリナが、眠そうな顔で出てきた。
「…何この騒ぎ。
誰か死んだ?」
そして、目の前の光景を見た。
階段にへたりこんだ僕。
その前で鉢植えを抱きしめているエシカ。
床一面に散らばる土。
数秒間、無言でフリーズ。
それから、ゆっくり手で口をおさえ――
「……ぷっ。」
そして、耐えきれずに爆笑。😂
「いや、ごめん。」と笑いながら言う。
「これ、多分うちの生活を
1枚の写真で説明してください、って言われたら
そのまま使えるやつ。」
「そんな記念写真いらない。」と僕。
「こっちは、尊厳と尾てい骨にダメージ入ってるんだけど。」
カロリナは僕に手を差し出した。
「とりあえず、立てる?」
「肉体的には多分。
精神的にはまだ検討中。」
「じゃあ大丈夫。」
彼女はさらっと言った。
「少なくとも、さっきの衝撃では
鉢の方が重傷だね。」
エシカは、したり顔でうなずいた。
「ほら見て。
やっと、誰か私の味方が。」
「いやいやいや。」と僕。
「どの世界線で、
『階段のど真ん中に鉢植え』が正義になるの?」
そのあとは、夜中のプチ大掃除タイムになった。
カロリナはほうきで土を集め、
僕は散らばった破片を端に寄せ、
エシカはというと、葉っぱ一枚一枚を
「よしよし、大丈夫だよ」となでていた。
「これ、事件名つけるなら
『階段の鉢植えテロ』だよね。」と僕。
「ひどっ。」とエシカ。
「こんなかわいい子に向かってテロとか言う?」
「じゃあ言い方変える。」
僕は鉢を少し持ち上げて、階段から遠ざけながら言った。
「ここから一歩でも階段側に近づいたら、
“立入禁止ゾーン”発動ね。」
「植物に治安維持法やめて。」
カロリナがそこで口を挟む。
「でも正直、階段付近は
“非武装地帯”でいいと思う。
いくら花が好きでも、
誰かがフィカスで天に召されるのは見たくない。」
エシカは、むーっと頬をふくらませたあと、
観念したように鉢を抱えて立ち上がった。
「分かりましたよ。
じゃあ、この子は窓際のVIP席に移動します。」
そう言って、リビングの明るい窓辺へ。
「でもさ。」と振り返る。
「いつか本当に、
君が健康で長生きしたらさ――
そのきっかけは、
“階段で鍛えられた骨”のおかげかもしれないからね?」
「そんな由来いらない。」と僕は苦笑した。
「もし寿命伸びてても、
それは絶対に植物じゃなくて
przeciwbólowe のおかげだから。」
三人とも、結局最後は笑っていた。
あれから何年もたったけれど、
エシカの「お花コレクション」は
相変わらず順調に増殖している。🌸
今では、僕の方から新しい鉢を買って帰ることもある。
彼女が嬉しそうに「この子はどこがいいかな」と
家の中を歩き回るのを見るのが、けっこう好きだからだ。
ただひとつ、あの夜から変わったことがある。
新しい鉢を持ったエシカが
階段の近くを通るたびに、
必ず一度、意味ありげにこちらを見てから言うのだ。
「安心して。
“階段周辺・植物非武装地帯”は
今もちゃんと守ってるから。」
僕たちは、そのたびに思い出して笑う。
あの夜、僕が派手にすっ転んだことよりも、
怒りがあっという間に笑いに変わって、
結局、三人で土を片づけながら
しょうもない冗談を言い合っていた空気を。
あの家では、
まず植物を大事にして、
でも最終的にはやっぱり、
人をいちばん大事にする――
そんな優先順位が、
なんだかんだでちゃんと機能していた気がする。🌿💚
#義理の妹との思い出 #エーテリスの物語 #AIart December 12, 2025
6RP
アムステルダムが56%移民、ハーグが58%、ロッテルダムがほぼ60%、ロンドンが54%、ブリュッセルが70%って数字だけ並べられるとさ、「ヨーロッパ終わった😱文明滅亡だ😱」みたいな映画の予告編みたいなノリになるんだよね。でも、そこで「やべえ、もう乗っ取られてる!トランプ大統領!助けて!」って騒ぎ出す前に、一回深呼吸して考えたほうがいい。
大都市ってそもそも、世界中の人間がごちゃごちゃ集まる場所なんだよ。オランダやイギリス全体がそうなったわけじゃなくて、「首都と大都市」がそういう顔になってきたって話だよ。
これは、国全体が昔ながらの一軒家だとしたら、大都市は「駅チカで家賃高いけど、いろんな国のやつが住んでるシェアハウス」みたいなものでさ。
そのシェアハウスの住民見て、「この家、半分以上他人じゃん😳😳😳元の家族が負けてる😱😱😱」って騒いでるようなもんで、そもそも他人が集まる前提の場所なのよね。
とはいえ、不安になる気持ちも分かるのよ。
「非キリスト教圏だ」「非西洋だ」
「アフリカや中東からだ」
って言われると、ニュースではテロだ治安だって映像をさんざん見せられてるから、頭の中で勝手に合成されちゃう。
そこで一気に「人種の置き換えだ」「文明が消える」みたいな話にぶっ飛ぶ。ところが現実の問題は、そんな大げさなSFじゃなくて、もっと地味でメンドくさいわけ😮💨
本当にヤバいのは、「侵略された!」っていう軍隊の話じゃなくて、「マンションの管理がガバガバだった」って話なんだよ。
政治家と企業とお役所が、「安い労働力も欲しいし、人道主義っぽくてカッコいいから、とりあえず受け入れよう😎👌」ってノリで人だけ入れて、ゴミ出しルールも、騒音のルールも、仕事と教育の仕組みもちゃんと整えないまま何十年も続けた。
そのツケが、治安悪化だったり、特定の地域の貧困だったり、学校現場のパンクだったりになって出てきてる⚡️⚡️⚡️
たとえば、マンションのオーナーが「家賃収入増やしたいから😎💰✨」と言って、空き部屋に外国人留学生をどんどん入れる。
ところが、エレベーターの定員も、ゴミ置き場の容量も、管理人の人数も変えない😳⁉️
夜中に音楽ガンガン鳴らすやつもいれば、分別を知らないやつもいる。もともと住んでた住民が「ちょっと勘弁してくれよー」と文句を言ったら、「それは差別だ、多様性を尊重しろ😤」と返される。
そうやって不満が溜まって、「もう外国人禁止だ!」って極端な方向に振れたところを、今度は外から「レイシストだ!」と殴られる。
これがヨーロッパの大都市で起きてることの縮図だよ🥰
つまり、「移民が何%」って人数だけ見て騒いでも、本質は見えないんじゃなかってこと。
問題は数じゃなくて、スピードと設計とルールなんだよ。
短い期間でどっと人が増えて、言葉も価値観も違う人たちがあるエリアに固まる。
そこで仕事も教育も追いつかないと、失業と貧困と治安悪化がセットで出てくる。
それでも移民批判=差別の一言で議論を止めちゃったもんだから、不満がまともな形で処理されない。
真面目に働いてる移民も、もともとの住民も、全員が損をする。やばくないかいってこと。だから、倭国は同じ轍を踏まないためにも線引きやルールをしっかりやろうねって話だよ。
ダメなものはダメ!
ルールはルール!
倭国って綺麗で治安もいいし、空気を読むって素敵な文化だよ。だからこそ、それを守るためにルールや常識、マナーの定着が大事なのよね。 December 12, 2025
3RP
告白をロマンチックにするおススメな演出7選
告白の瞬間ってね、相手の記憶に一生残る映画のワンシーンを作るようなものなの。
ロマンチックに見せるコツは「特別にしよう!」じゃなくて、静かに二人だけの空気をつくることだよ。
① 少し暗めの場所を選ぶ
明るいところより、夕方〜夜の柔らかい光ってね、自然と心が開きやすいの。
目を合わせたときにドキッとしちゃうのよ。
おすすめ:公園のベンチ、夜景、帰り道の静かな道
② 歩くのをふっと止める
これね、女子からしたらめっちゃロマンチック。
歩いてるのに、急に「ちょっとだけ話したいことあるんだけど…」って立ち止まられると、
その瞬間に空気が変わるの。
③ 声のトーンは少しだけ落とす
告白って、大きい声よりちょい低めの柔らかい声が刺さる。
本気度が伝わるんだよね。
④ 絶対手の使い方を意識して
大げさなアクションはいらないの。
でもね、
「手すりに軽く触れる」「ポケットから手を出す」「ちょっと相手の方を向く」
こういう細かい動作が誠実さって雰囲気になるの。
⑤ 目を合わせるのは3秒だけ
ずっと見つめるとプレッシャー強いの。
3秒くらいが、女の子の胸がキュッてなる。
⑥ セリフは短い+シンプル
ロマンチックってね、実は言葉じゃなくて空気。
だから、長文は逆効果なの。
「○○のそばにいたいと思うようになった。」
「好きだよ。」
これだけで十分映画級。
⑦ 告白の後は沈黙を怖がらない
すぐに「どう思う?」って聞くと、空気が壊れちゃうの。
ロマンチックさを最大化するのは間。
相手が気持ちを受け取ってる時間だからね。
・女目線で言うと、最高にロマンチックな告白はコレ
帰り道、二人で歩いてて、ちょっと寒くて、
あなたが少し前を歩いて、ふっと立ち止まって、
こっち向いて
「言わなきゃ後悔するから…好きだよ」
って言うやつ。
…これね、正直、(*ノωノ) December 12, 2025
1RP
#読了 『ひと』
読後には、「自分も誰かにとっての“ひと”になれてるかな」と考えたり、「あのときのあの人の優しさ、改めて感謝したいな」と思えたり、ちょっとだけ世界の見え方が柔らかくなる。
大げさじゃないのに、静かに効いてくる物語。
コロッケ食べよーっと。
https://t.co/Z6oCwlrMa3 December 12, 2025
@aiart_kitahara aiart_kitaharaさん♪
わー大げさにお祝いしてくれてありがとう!
1000人なのに10兆人って可愛すぎるよ♡
これからもよろしくね✨ December 12, 2025
@7wiGf 優しいお言葉ありがとうございます😭❤️
インフルA型のほうだったから今世紀最大にしんどかったです←大げさ😂
ホントにシュントの笑顔に救われて生きてる🙏✨
愛さんもインフル流行ってるので健康に気をつけてシュントの笑顔で免疫上げてくださいね❤️❤️ December 12, 2025
シーズン3までは私の好きな名探偵ポワロっぽい雰囲気だったのに、シーズン4になったらちょっとアメリカのドラマみたいな雰囲気になってあんまりハマれない。展開が早く、ストーリーがなんだか荒唐無稽、立ち回りが大げさ。最初だけ?
薄暗くて静かでちょっと不気味で不思議な雰囲気が良かったのにな。 December 12, 2025
まじで痛いのに中途半端な心配してきてそれまで否定してくるのやめて欲しい子供やぞこっちお前の
体温みただけで大げさとかふざけんなよ
お前が熱出した時の方が大げさだからなまじでお兄ちゃんの時は心配するくせに
あーもうまじで嫌いお母さん
もう一生話したくないだから嫌われるんだよ December 12, 2025
顔に付くギフトでいつもより大騒ぎ🍻
大げさに喜んでもらえると嬉しいですね✨
#TikTok https://t.co/kYbdPth6p8
#一ノ勢とき #大騒ぎ
@ichinose_toki December 12, 2025
アニメを作るには、お金が要ります。
これは綺麗事じゃなく、ただの現実。
でも最近、
「だから◯◯万円のツールが必要」
「だから簡単に稼げる方法がある」
そんな話が、やたら増えたなとも感じています。
少し違和感があるんですよね。
その話の多くが、“何を作るのか”ではなく、
“どう回収するか”から始まっている気がして。
今年の頭から、僕はAIアニメに専業で向き合うようになりました。
退路を断った、というほど大げさな話でもないですが、
少なくとも「片手間」ではやっていません。
そうすると、不思議と分かることも増えます。
甘い話や、うまそうな勧誘は本当に多い。
でも最後まで話が続くのは、
体感で言えば2割くらいかな、という印象です。
途中でいなくなったり、
「また連絡します」と言われたまま音沙汰がなくなったり。
こちらが本気だと分かり、
“簡単に利用できない”と判断されると、
自然と消えていく人も、正直いました。
だからこそ思うんです。
近道の話が増えるほど、
ちゃんと作る人の価値は、逆に分かりやすくなる。
お金は大事。
稼ぐこと自体も、悪いことじゃない。
でも、あくまで手段です。
AIアニメには、たしかに流れが来ています。
これから人材が求められるのも、たぶん間違いない。
だからこそ、
「どうやって稼ぐか」より先に
「何を作りたいのか」を見失わずにいたい。
数字だけが先に立つと、
気づかないうちに、
本来作りたかったものから離れてしまうこともある。
お金は、使い方や稼ぎ方次第で、
作品の向きまで変えてしまうものだと思うから。 December 12, 2025
引き出しを開けると、過去のフィルムが静かに並んでいる。日付と撮影場所を手がかりに1つを抜き出し、今日の1枚を選ぶ。スキャナーにかけて、画面の上で色味を整える。日々の儀式(大げさ)は、やはり欠かせない。
@ririlx
Nikon FM3A
AI Nikkor 50mm f/1.2S https://t.co/QxJtpYf4Cp December 12, 2025
【長文失礼】慶應義塾ワグネル・ソサィエティー男声合唱団の第150回定期演奏会を聴いてきました。
私は現在、ワグネルOBとしての役職をすべて降りていますので、ここには一人のOBとしての、きわめて個人的な感想のみを記します。文責はすべて私にあります。
また私の音楽経験も、合唱団の一団員としてのアマチュアに過ぎません。批評など身の程知らずではありますが、ご容赦いただければ幸いです。さらに私の現役時代は「恐竜世代」と呼ばれた部員100名の頃ですから、時代錯誤的なバイアスが混入している可能性についても、あらかじめご寛恕願います。
■ 現役の現状について
4年生7名、3年生13名、2年生13名、1年生27名の計60名。
昨年は30名弱が入団したはずの2年生が、半数に減っていることに驚きました。学業等との両立の難しさがあるとは聞いていましたが、「4年間続ける」ことのハードルの高さを改めて痛感しました。
しかし、1年生が半分近くを占める構成にも関わらず、ステージに響いたハーモニーは非常に豊かで嬉しく思いました。
ワグネルの伝統的な持ち味――合唱用に均質化した声ではなく、声楽的に正統に鍛えられた「良い声」が集まった上での響き――が、確かに継承されていると感じました。
1年生がわずか8ヶ月でここまで到達できるのは、先生方のご指導と上級生の導き、そして伝統の力のなせる業でしょう。かつての私たちの時代の「重厚さ」とは違う、より端麗辛口の爽やかな響きがありました。どちらが良いという問題ではなく、時代の変化を実感しました。
さて、聴きながら一つ考え込んでしまった点があります。
それは「詩と音楽の関係」です。
■ 第1ステージ:鈴木輝昭先生《満点の感情》
池澤夏樹先生の詩ということで、私は「透明で開放的な語り」を想像していました。しかしプログラムを見ると、古事記版画に触発されたテキストとのこと。池澤先生が、あの古事記の「世界生成の暴力と官能」へと思い切り踏み込んでいたことに驚きました。
その原初性に対し、鈴木輝昭先生の曲は精緻で理知的な、きわめて制御された現代音楽としての抽象美で応じています。
この両者は、どう考えても本来は「遠い」。敢えて言えばミスマッチとも感じられました。あるいは、あえて対立させた上で止揚(アウフヘーベン)を目指したのでしょうか。
ワグネルは原始的な野性や、尖った現代音楽のど真ん中には立たない団体です。レパートリー拡張としては興味深い試みですが、「詩と曲の世界観の距離」は否めませんでした。
■ 第3ステージ:平川加恵先生《一握の砂》
石川啄木の31文字に凝縮された和歌――その1首1首は、世界が丸ごと詰まっています。それを25首扱うということは、25種類の異なる世界を生み出すことに他なりません。
例えば、有名な歌、
「不来方のお城の草に草にねころびて空に吸われし十五の心」 は、柔らかな追憶・透明な幸福・痛みの影のない郷愁。
「やはらかに柳あをめる北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに」 は、故郷喪失・自己崩壊・叫び・絶唱・郷愁の残酷さそのもの。
両者は「郷愁」は共有していても、ベクトルは正反対です。
4首あれば4楽章の大ソナタすら書ける――と言えば大げさでしょうか(私は作曲はやりませんが)。
しかし平川先生の作品は、どれも美しく流麗で、構造として見事に整っています。作曲家としての才能の高さには全く疑いがありません。
ただしここでも、啄木が一首ごとに持つ「濃密な世界の差異」が構造の中に均質化されてしまっているという印象を持ちました。
■ そして……
私は、思い切って言えば、これは現代合唱・現代音楽における「作曲家の構造支配性」の問題だと感じます。
すなわち、詩を曲の構造に従属させる、テキストの広がりを、音響構造に回収する、世界を「作曲家自身の枠」に入れてしまうということです。
もちろん、それが作曲家の力量の証でもあるのですが、詩の世界が「枠」の中に収められてしまう危険を強く感じました。
一方で、2ステ「高野喜久雄+髙田三郎」や4ステのチャイコフスキー・アンコール曲の歌曲に触れると、そこには「詩的作品世界の核が、音楽の響きとして最大限に反響している」というロマン派的な喜びがありました。
私は40年前のワグネル現役時代、まさにこの世界に浸っていました。その「原体験」が、私の耳の基準を形作っていることは否めません。
しかし同時に――詩と曲が緊密に呼び合う世界は、いまも決して意味を失っていない。むしろ、その価値を改めて感じた演奏会でした。https://t.co/VXA1w2mnLQ #合唱応援隊 #合唱 #声楽 #演奏会 December 12, 2025
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