僕、クロックムッシュが大好きなんです。
忙しい時でも材料が少ない時でも、さっと作れて本当に美味しいですよね。
でも、実はこのクロックムッシュを有名にしたのは文学だって知っていましたか？

1919年、マルセル・プルーストの『失われた時を求めて』第二巻『花咲く乙女たちのかげに』に初めて登場します。
その中で、コンサートの後に語り手とおばあさんが「クロックムッシュとクリーム入りの卵料理」を出される場面が描かれています。

当時すでにカフェで人気の軽食だったのですが、プルーストの描写によって「文化的な料理」「文学の香りがする一品」として注目され、有名になったと言われています。

だから、クロックムッシュは、どこか文学の香りが漂う、ちょっと特別な料理なんです。 December 12, 2025