【甲子園を改造しよう！】
我が阪神タイガースは最近人気上昇が著しく、今年は平日を含めほとんどの日が満員御礼であった。中でも喜ばしいのは佐藤輝明選手が40本打ってホームラン王になったことである。バース以来、阪神の選手では実に39年ぶり。

阪神の選手がホームラン王になりにくいのは、甲子園球場がむやみに広いことが大きな理由になっている。掛布・バースの時はラッキーゾーンがあったので、それを考えれば、今年の佐藤選手のホームラン王は極めて値打ちが高い。
その佐藤選手でも今年甲子園で打ったホームランは11本に過ぎない。残り29本はほぼビジターで打ったことになり、もし甲子園が並の球場なら60本近く打っただろう。

ちなみに、今年のセ・リーグの各球場で打たれたホームラン数を調べてみると、
横浜スタジアム　　128本
神宮球場　　　　　126本
東京ドーム　　　　105本
マツダスタジアム　 67本
バンテリンドーム　 64本
甲子園球場　　　　 38本
となっていて、甲子園球場のホームランの少なさは圧倒的である。

これを見れば、ホームランの本数を競うのに、あまりにも不公平な条件だと言うことがわかるだろう。
もちろんその試合では同じ球場でやってるのだから、条件は一緒とは言うものの、もう少し公平にしても良いのではないか。
甲子園ほどではないが、ホームランが出にくいと言われるバンテリンは来年からホームランテラスを設けて球場を狭くすることを決定した。
甲子園は特に左中間、右中間の部分が奥に深く、さらにライトスタンドから3塁ベースあたりへの方向へ「浜風」が吹くことから、左打者には極めて厳しい環境である。

我々阪神ファンとしては、もっともっと佐藤選手のホームランが見てみたい。彼が大リーグへ行く前に、できれば、この冬にでもぜひ甲子園を改造して、もう少しホームランが出やすいようにしてもらおうではないか。

具体的にはホームランテラスやラッキーゾーンなどと言う姑息な方法ではなく、フェンス自体を取り壊して。もう少し膨らみを減らした格好に作り直すのが良いと思う。7、8メーター膨らみを減らしても他の球場よりまだ結構広い位なので、スケールが小さくなったとは言われないだろう。
さらにもうすぐ銀傘と言われる屋根がアルプススタンドの上まで伸びることになっている。これで少しは風が緩和されるが、本命のライトスタンドの上の風も防ぐべきだ。これはでっかい広告看板を屏風のように立てれば相当緩和されるのではないかと思う。
外野フェンスを前に出せば、若干なりとも席数が増えるし、大看板を立てれば広告料の増加にもつながるので、阪神球団にも悪い話では無いのではないだろうか。😁

参考までに、Google Earthで見た球場の比較を載せておこう。左から神宮球場、横浜スタジアム、甲子園球場である赤い線が、甲子園の外野の形、青い線は横浜スタジアムの形である。 December 12, 2025