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ガードレール
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2025.12.08 14:00
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AI安全性コミュニティの閉鎖性についてまとめた記事。もともとAIアライメントは、MIRIやBostrom、Russell らによって大学・思想界隈で議論されてきたが、長く「非主流派扱い」だった。いまは最先端モデルにアクセスできるのは主に企業であり、100,000枚以上のGPUや数億ドル規模の計算資源が必要で、大学はそもそもそのスケールに対応できない。その結果、「大学(遅い・貧しい)」でも「営利企業(商業圧と情報統制)」でもない、EA(効果的利他主義)系・NPO中心の独自エコシステムがAI安全の主舞台になった。DeepMind・OpenAI などの企業は昔は基礎研究に寛容だったが、商業化が進むにつれ、論文やブログの公開に対する社内レビューが巨大な「検閲装置」になっている。企業はリスクを否定するのではなく、むしろ「壊滅的リスク」「甚大な被害の恐れ」を強調しつつ、「だからこそ我々が急いで善いバージョンを作らないといけない」と語っている。公的研究費でアライメントに大金を出す機関はほとんどなく、Open Philanthropy(現 Coefficient Giving)などEA系ドナーがこの分野をほぼ席巻している。MATS・ARENA・METRなど多くの組織が同じ資金ネットワーク上にある。研究者・資金提供者・元ラボ研究者が、サンフランシスコ/バークレー/ロンドンなど ごく少数の都市に物理的にも対人関係的にもギュッと固まっている。友人・同僚・恋人までほぼ同じコミュニティで完結しがち。これにより、利益相反の懸念・グループシンク・同質的なアイデアが優勢になりやすい土壌が生まれている。メカニスティックな解釈可能性のブームは、一部のラボやグラントメイカーの嗜好から来ており、「主流NLPコミュニティとの接続が弱く、既存手法の再発明をしている」という批判もある。「スキーミング(AIの策略行動)」研究についても、同じ小さな著者コミュニティが互いの前提を共有したまま証拠を過大解釈しているリスクが指摘されている。通常の学会・ジャーナルの査読は遅く、さらに質も低下しており、ML全体として arXiv や Twitter での流通が主になっているが、AI安全界隈はさらに一歩進んで、LessWrong や AI Alignment Forum など自前のフォーラムに集まり、クローズドな信頼ネットワークの中で議論を回す傾向が強い。
Alignment Forum への参加には「既存メンバーからの大きな信頼」が必須で、外部のML研究者から見たときに「閉じた宗派」っぽく見える要因にもなっている。実際、非アカデミックな安全研究者たちは「話したい相手はすでに自分の周りにいる」「ML論文の書き方を知らない」「忙しすぎて普通の論文は書けない」といった理由で、主流ML会合に出てこないことが多い。結論としてはAI安全性界隈は専門性とスピードの代償として、信頼と外部チェックを失っている。いま、非常に小さく同質的なコミュニティが、変革的AIへの社会的備えのかなりの部分を決めてしまっている。その結果、研究アイデアが十分な批判にさらされない。いくつかのクラスターにばかりリソースが集中する。
外部の研究者や一般社会からの信頼が得られないといった問題が起きている。一方で、従来科学の「遅さ」を生む仕組み(査読・資格・長い訓練)は、同時に社会からの正当性と信頼を支えるガードレールでもあった。AI安全コミュニティは、自分たちのスピードと効率性を維持しつつも、より広い世界と連携し、透明性と外部の検証を取り戻さないと、内向きさそのものが重大なリスク要因になるという著者のメッセージ。
https://t.co/mOMu2Pekle December 12, 2025
⭐️自分でAIを使わない道を選んだのに他人にAIを使うのはずるいっていうのはおかしくない?
ワシが引っかかってるのはここなんよ。自分で「AIを使わない」と決めるのはめちゃくちゃ自由やし、むしろ誇りを持って選んだスタイルならそれでいい。でもその選択はあくまで自分のものなんよ。他人にまで「お前も使うな」「使ってるやつはズルい」って言い出した瞬間、創作じゃなくて同調圧力になる。
創作の世界って昔からずっとこうやって技術進化のたびに揺れてきた。デジタルが出たときも「手描きじゃないからズルい」って言われたし、3DCGが来たときも「アニメじゃない」って叩かれた。でもどの時代も結果として表現の幅が広がって、アナログもデジタルも共存していった。AIも結局その延長線上にあるだけなんよ。
もちろん、AIには著作権の課題がまだ残ってる。ここを無視しろとはワシも言わん。ガードレールの整備も必要やし、企業のミスは改善すべきやし、著作物を意図的に盗用するような悪用には全力で反対でいい。そこはワシもクリエイターとして完全に同じ立場や。
ただ、問題はその先なんよ。
AIの課題を指摘するのは健全なのに、いつの間にか「すべてのAIは盗用」「AIを使うと言った時点で犯罪者」「AIを使う人はクリエイターじゃない」みたいな極端な方向に会話を持っていこうとする勢力が出てくる。ここで事実とデマが混ざって、創作文化そのものが破壊され始める。
AIには著作権の問題はまだ課題として残ってるけど、すでに問題ない使い方も出来る。それを、すべてのAIが著作権違反だというデマを流してまで足を引っ張るのは流石におかしい。悪用にだけ反対するならワシも支持する。でも問題ない使い方まで問題があるかのようにデマを流して足を引っ張るのは流石に辞めて欲しいとワシは思うよ December 12, 2025
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