いく晩たっても、この興奮がまったく冷めません。本当に嬉しい出来事でした。

京友禅の超老舗「千總（ちそう）」が、ついに 着物ガウン をリリースされたのです。
千總さんは室町時代から続く由緒ある呉服店で、皇室御用達として知られる存在。その千總さんが「着物」ではなく、“服としてのガウン” をオリジナル反物で仕立てて発表された——これはまさに岩が動いたような衝撃でした。

呉服屋さん自らが、リメイクではなく 反物から服をつくり、ビジュアルまで整えて堂々と発表する。
私はこれほど大きく明確な取り組みを、これまで一度も目にしたことがありません。

これは、着物や反物を用いて服を仕立てるという文化が、ついに市民権を得た瞬間だと感じました。
反物から服を作ることが、許され、認められ、未来の選択肢として正式に並び立った——そんな歴史的転換点です。

同時に、「このままでは産地も技術も途絶えてしまうのではないか」という危機感を、業界の誰もが共有しているのだとも思いました。
そして、この動きを歴史ある千總さんが始めたという事実には、とてつもなく大きな意味があります。
私が信じて突き進んできた道に、強い追い風が吹いたように感じました。

少しでも「着物で服ってどういうこと？」と興味をもってくださった方がいれば、ぜひケニマリのポップアップにいらしていただけたら嬉しいです。
この新しい流れの“いま”を、実際に手で触れていただきたい——心からそう思っています。 December 12, 2025

年齢関係なく好きな服を着ていいんですよ
TPOそっちのけで勘違いしてるのが問題になっているのでは

招き猫がたくさんプリントされ、背景も赤青ショッキングピンクのガウンのような上着で出勤してきて「変な服を着てると変な人が寄り付かないから」。 December 12, 2025