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ノーベルウィーク
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2025.12.09 21:00
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🐊ワニ博士、カフェに立ち寄りほっこりタイム⛄✨人とのつながりを大切にする北欧のコーヒーブレイクは、“fika”と呼ばれ、スウェーデンで長く愛される習慣です🇸🇪
#大阪大学 #UOsaka #ノーベル賞 #nobelprize #ワニ博士と行くノーベルウィーク2025 https://t.co/Fm3j5XeCUZ December 12, 2025
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🐊ノーベル博物館には坂口先生のサイン入りの椅子と寄贈品が展示されています✨
………ワニ博士は寄贈品ではありません。
#大阪大学 #UOsaka #ノーベル賞 #nobelprize #ワニ博士と行くノーベルウィーク2025 https://t.co/qDQj9kiJDL December 12, 2025
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🐊ノーベル博物館を楽しみにしていたワニ博士✨
入場前にソワソワ…!期待に胸が膨らみます。
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🐊ワニ博士、ノーベル博物館に入場!✨
記念に同じポーズでパシャリ📸
#大阪大学 #UOsaka #ノーベル賞 #nobelprize #ワニ博士と行くノーベルウィーク2025 https://t.co/Ebl6EiuipA December 12, 2025
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できない方法をすべて知らなかったから、私は世界を変えることができた。
2018年ノーベル化学賞受賞者 フランセス・アーノルド
彼女は元々、航空宇宙工学を学んだ「異邦人」だった。
生物学者でもなければ、酵素の専門家でもなかった。
だからこそ、1990年代の科学界で「常識」とされていた言葉を、真に受けなかった。
「酵素は水の中でしか働かない」
「タンパク質の構造を完全に理解しない限り、改良は不可能だ」
「ランダムに変異を入れるなんて、宝くじを何万枚も買うような無駄な行為だ」
誰もがそう信じていた。
でも彼女は言った。
「そんなの、知らない」
そして、ただやってみた。
遺伝子をわざと壊す。
何千、何万個もの変異体を作り、
欲しい機能を持つものだけを残す。
それをまた親にして、壊す。
残す。
壊す。
残す。
まるで実験室の中で、40億年の自然進化を早回ししているかのようだった。
1993年、彼女が37歳のとき、
たった一つの論文が世界をひっくり返した。
有機溶媒という「酵素の天敵」の中で、
元の酵素の250倍も働く新しい酵素が誕生したのだ。
専門家たちは言葉を失った。
「こんな方法が通るなんて……」
それが「定向進化(Directed Evolution)」の始まりだった。
それから30年。
彼女の方法は、今や私たちの日常のあらゆる場所に息づいている。
- 糖尿病の薬「ジャヌビア」は、彼女の酵素で作られ、副作用と環境負荷を劇的に減らした
- 洗濯洗剤の酵素は、冷たい水でも汚れを落とし、エネルギーを節約する
- 昆虫フェロモンを酵素で作る企業は、殺虫剤の使用を減らし、農薬の未来を変えつつある
- プラスチックを食べる酵素も、彼女の手法を基に進化し続けている
誰もが「無理だ」と思った壁を、
「知らなかったからこそ」越えた一人の女性が、
静かに、しかし確実に世界を持続可能に変えている。
2018年、彼女はノーベル化学賞を受賞した。
授賞式のスピーチで、彼女は笑いながらこう言った。
「私は失敗の達人です。
99.9%は失敗します。
でも、残りの0.1%が、すべてを変えるのです」
そして2025年12月9日、
ノーベルウィーク・ダイアローグのステージで、
彼女は世界中の学生たちに向かって、こう語りかけた。
「できない理由を全部知っていたら、
私は絶対にこの道を選ばなかった。
無知は、ときとして最大の贈り物になる。
違う道があると信じて、
失敗を恐れず、
ただ、やってみなさい」
それは、ただの励ましの言葉ではない。
実際にノーベル賞を取った人間が、
自分の人生を証明しながら語った、
「無知の強さ」の物語だった。
だからこそ、この言葉は世界中で響く。
できない方法を知らない君が、
次の世界を変える人かもしれない。
彼女はそう教えてくれた。 December 12, 2025
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