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人材育成
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2025.12.10 03:00
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【12月議会 一般質問のご報告】
10月の市長選で松尾市長が5期目の当選を果たされました。今議会では、公約実現に向けた質問が各議員から多く飛び交う、熱のこもった議会となっています。
私からは7つのテーマから、「世界に誇れる住んでよし訪れてよしの鎌倉」をどう実現していくか、具体的に提案・質問いたしました。
以下、ダイジェストでご報告いたします。
(詳しい内容は、後日公開される議会録画をご覧ください)
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◆ 鎌倉の文化を守る
9月議会に引続き、鎌倉芸術館について質問しました。
物価高騰の影響で経費削減が続き、チケットセンターの閉鎖やネット会員の解散など、市民サービスに影響が出ています。
鎌倉芸術館は、市民が文化芸術に触れる大切な拠点です。
例えば、年末の第九合唱団のように、市民が参加できる事業は鎌倉の文化そのものだと思います。
経費の変動リスクは市がしっかりと支え、芸術館には本来の文化事業に集中して頂く。
総務省からの通知や他都市事例を参考に、指定管理料の適正化を求めました。
「文化都市・鎌倉」をしっかりと守っていかなければなりません。
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◆ 視察で伺った印象的な話
先日、市民環境委員会でオーバーツーリズム対策のため小樽市を視察しました。
小樽市では今年1月に観光客の死亡事故が発生。
しかし翌月には対策協議会が立ち上がり、9月には9,600万円の補助金申請が完了していました。
なぜこれほど迅速に動けたのか。
その理由は、観光庁への出向経験がある職員がいたからだそうです。
国の制度や申請ノウハウを熟知していたことで、スピーディーな対応が可能になった。
このお話を聞いて、人材育成の重要性を改めて実感しました。
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◆ 研修だけでは人は育たない?
鎌倉市でも様々な研修を実施していますが、それだけでは十分ではありません。
公約を実現するために、どのような経験やスキルを持った人材が必要なのか。
企画課・各部署の部長・総務が連携して、計画的に考えていく体制が求められます。
また、若い世代を中心にジョブ型雇用への意識が高まっています。
「この分野で専門性を高めたい」という職員の意欲を応援する仕組みも大切だと訴えました。
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◆ 観光と市民生活の両立
コロナ禍で観光客が大幅に減少した時期がありました。
しかし、鎌倉市の税収は大きく落ちませんでした。
これは鎌倉の強みでもありますが、裏を返せば「観光客が来ても市の収益につながっていない」ということでもあります。
せっかく多くの方が鎌倉を訪れてくださるのですから、その分しっかりと収益を上げ、まちの財源にしていく仕組みが必要です。
そして、鎌倉のファンを増やし、「いつか住んでみたい」と思っていただけるような観光戦略を展開していくべきだと考えます。
また、鎌倉は観光スポットのすぐそばに住宅があるまちです。
だからこそ、観光地に着いてからではなく、駅など入口の段階でマナーを周知することが一層重要だと提案しました。
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◆ 姉妹都市交流をもっと身近に
来年はニース市との姉妹都市提携60周年を迎えます。
足利市議との交流の中で、こんなお話を伺いました。
「足利の小学生は、修学旅行で鎌倉に来るんですよ」
とても素敵な関係だと思いました。
一方で、鎌倉市民は姉妹都市のことをどれだけ知っているでしょうか。
姉妹都市との交流は、長い時間をかけて「そのまちらしさ」を醸成していくプロセスだと思います。
60周年という節目を機に、市民にとってもっと身近な存在となるよう、取り組みの充実を求めました。
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5期目を迎えた松尾市政。
公約は、掲げるだけでは意味がありません。
それを形にする体制をしっかり整えてこそ、市民の皆様に信頼していただけるものと考えます。
「鎌倉に住んでいてよかった」
そう思っていただけるまちづくりに向けて、引き続き取り組んでまいります。
長文をお読みいただきありがとうございました! December 12, 2025
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