ZARDの「気楽に行こう」は、タイトルの通り、人生や恋愛において肩の力を抜いて前向きに進もうというメッセージが込められた楽曲です。

1995年3月10日リリースの6thオリジナルアルバム『forever you』に収録されています。
作詞は坂井泉水さん
作曲は栗林誠一郎さん
編曲は池田大介さんが担当しました。

明るくポップな曲調で、爽やかなロックサウンドが特徴です。
他のZARDの応援ソングと同様に前向きな雰囲気がありますが、よりリラックスした、肩肘張らない感じのサウンドになっています。

「気楽に行こう」というフレーズが象徴するように、追いかけたい気持ちにブレーキをかけたり、鏡に映る小さな幸せを積み重ねたりと、日々の生活の中で少し立ち止まり、心の余裕を持つことの大切さを歌っています。
張り詰めた日常から解放されるような、ポジティブなメッセージが込められています。

坂井さん自身が「歌名（タイトル）を見れば分かるように、前向きな意味で、人から緊張を解き放つための曲」と語っていたとされています。
彼女の歌詞は、日頃から書き溜めていた言葉をメロディに当てはめていくという独特のスタイルで生み出されており、この曲もまた、彼女の日常的な思いや哲学が反映されています。

シングル曲ではありませんが、アルバム『forever you』の中でもアクセントとなる盛り上がりどころのある曲であり、ファンの間では「前向きになれる曲」として人気があります。

2016年に行われたZARDの25周年記念ライブ「What a beautiful memory 〜25th Anniversary〜」では、この楽曲もセットリストに含まれており、多くのファンに感動と興奮を与えました。
https://t.co/GUkBFnckD3 December 12, 2025

ZARDの「Season」は、過ぎ去っていく青春や季節への切ない思いを歌った、透明感あふれる楽曲です。

1993年7月10日リリースの4thオリジナルアルバム『揺れる想い』に収録されています。
作詞は坂井泉水さん
作曲は栗林誠一郎さん
編曲は葉山たけしさんが担当しました。

ZARDらしい爽やかでポップな曲調ですが、ミディアムテンポで、どこかノスタルジックで切ない雰囲気が漂っています。
アコースティックなサウンドが中心で、坂井さんの優しく、感情豊かなヴォーカルが楽曲の世界観を深く表現しています。

歌詞は、特定の「Season」（季節、特に卒業シーズンや青春時代）をテーマにしており、かけがえのない日々が過ぎ去っていくことへの寂しさと、それでも前を向いて歩き出そうとする希望が描かれています。
「卒業シーズン」に合わせ、青春の思い出を振り返るような内容となっています。

シングル曲ではないため、他の大ヒット曲に比べると知名度は低いかもしれませんが、ファンの間では非常に人気が高く、「隠れた名曲」の一つとして愛されています。

坂井さん自身がこの曲を「卒業季に合わせて、淡い青春の思い出の曲」と語っていたとされており、学生時代の思い出や旅立ちの季節に聴くと、より一層心に響く楽曲となっています。

ミリオンセラーとなった大ヒットアルバム『揺れる想い』の中でも、この「Season」は落ち着いた雰囲気で独自の存在感を放っており、アルバム全体の流れに深みを与えています。

坂井泉水さんの詞の世界観をまとめた書籍『Season -ZARD 坂井泉水・詞集I-』のタイトルにもこの「Season」という言葉が使われており、彼女の歌詞を象徴する重要なキーワードであったことが分かります。
https://t.co/OxLQ0sHgNx December 12, 2025

ZARDの「Just believe in love」は、愛を信じることの大切さを歌った、希望に満ちたラブソングです。

1995年2月1日に14thシングルとしてリリースされました。
作詞は坂井泉水さん
作曲は春畑道哉さん（TUBE）
編曲は葉山たけしさんが担当しました。
春畑道哉さんがZARDの楽曲を提供するのは「IN MY ARMS TONIGHT」以来となります。

TUBEの春畑さんらしい、爽やかでキャッチーなメロディが特徴です。葉山たけしによるギターサウンドが印象的なアレンジが加わり、力強く前向きな雰囲気を生み出しています。

タイトルの通り「ただ愛を信じて」というメッセージが込められています。
「もしもこの世界が 嘘だらけでも Just believe in love」といった歌詞は、不確かな世界の中で、愛だけは真実であると信じようとする強い意志を表現しています。
歌詞をじっくり読むと、年の差恋愛をモチーフにしているとも解釈できる描写があります。

TBS系ドラマ『揺れる想い』の主題歌として使用されました。
このドラマのタイトルは、ZARDの大ヒット曲「揺れる想い」と同じであり、楽曲とドラマの組み合わせが話題を呼びました。

6thオリジナルアルバム『forever you』からの先行シングルとしてリリースされました。

元々、カネボウ化粧品のCMソングの候補として制作が進んでいた時期もあったようですが、最終的にはドラマ主題歌としてリリースされました。

シングル曲の中でも特にポジティブで力強いメッセージが込められているため、ファンの間では「勇気づけられる曲」「元気が出る曲」として人気が高い楽曲です。

SARD UNDERGROUNDによるカバー:
ZARDのトリビュートバンドであるSARD UNDERGROUNDによってもカバーされており、楽曲の普遍的な魅力が受け継がれています。
https://t.co/MueMnB9rHQ December 12, 2025

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ZARDの「愛が見えない」は、愛に確信が持てない状況での女性の複雑な心境を歌った楽曲です。

1995年6月5日に16thシングルとしてリリースされました。
作詞は坂井泉水さん
作曲は小澤正澄さん
編曲は葉山たけしさんが担当しました。
小澤正澄さん（後のPAMELAHのギター・キーボード）によるキャッチーなメロディと、葉山たけしによる骨太でロック色の強いギターサウンドが特徴です。
これまでのZARDの楽曲に比べ、よりアグレッシブでハードなサウンドアプローチとなっており、坂井さんのヴォーカルも力強く、感情を前面に出した歌い方になっています。

歌詞は、恋人の愛情表現の少なさや、将来への不安から「愛が見えない」と感じる女性の切実な想いを描いています。
「あなたをみつめてる 私の瞳に 愛がみえない」というフレーズは、愛を求める心の叫びを表現しており、多くの共感を呼びました。

この楽曲は、長らくどのオリジナルアルバムにも収録されていませんでした。
そのため、ファンの間では「入手困難なシングル曲」として知られていましたが、後にベストアルバム『ZARD BEST 〜Request Selection〜』や『Golden Best 〜15th Anniversary〜』などに収録され、容易に聴けるようになりました。

1995年の「'95 サッポロビール 夏キャンペーン」のCMソングとして使用されました。
楽曲の持つ疾走感と夏のキャンペーンのイメージがマッチし、ヒットに繋がりました。

この楽曲のレコーディングでは、サウンドディレクターの指示で、坂井さんが非常に感情を込めて、力強く歌うことが意識されたと言われています。
楽曲のハードなサウンドに合わせて、ヴォーカルもよりエモーショナルになっています。

アルバム未収録であったため、他の代表曲とは異なる位置づけでしたが、その独特のサウンドと切ない歌詞から、ファンの間では非常に人気の高い楽曲の一つとなっています。
https://t.co/1ZgI4SRzul December 12, 2025