「給与計算なんて、ただの四則演算でしょ？」

社労士をしていると、そんなふうに"舐めている"経営者は、正直いまだに多いと感じる。

・「簡単」
・「誰でもできる」
・「システム入れたら、ぐるぐるポン」

いや、本当に舐めないでほしい。

給与計算は、単なる数字合わせじゃない。

その裏側には、

・労働基準法
・雇用契約書
・休憩・休日
・育児・介護
・労働時間
・労災保険
・雇用保険
・健康保険
・介護保険
・厚生年金保険
・割増賃金
・有給休暇
・特別休暇
・36協定
・特別条項
・変形労働
・フレックス
・残業代
・傷病手当
・休業
・同一労働同一賃金
…etc

こうした"労働法の核心"が、全部詰まってる。

そして何より、スタッフ一人ひとりの「人生そのもの」が詰まっている。

給与明細は、その人の生活を支え、家族を支え、未来を支える「命の通帳」。

ミスひとつで信頼が一瞬で崩れ、退職につながるリスクすらあるプレッシャーの強い世界。

だけど、経営者からは「できてあたり前」の圧があり、さらには「お金を生まない」仕事と軽く見られがち。

このギャップこそが、現場を無意識に苦しめる。

給与計算を舐めている会社は、労務リスクの地雷を自ら踏みにいってるのと同じ。

給与計算を「ただの計算」と見るか、人生と会社と労働者を守る「経営インフラ」として扱うか。

その選択が、会社の未来を大きく分ける。 December 12, 2025

【なんやかんやでまだ猶予期間やろ】
改正建設業法。

改正建設業法（及び関連法令）は、2025年12月12日を「完全施行日」と政令で定めました。

この日を境に、
① 社会保険の加入（未加入会社はほぼ詰む）
・社会保険、雇用保険、労災の加入状況は？
・外注職人も法的に必要な範囲で加入確認

② 適正価格（値引き・買いたたきは違法に）
・原価＋法定福利費＋経費＋利益を入れた見積形式か
・「安すぎる請負契約」になっていないか
・値引き交渉の記録を残しているか

③ 適正工期（ムチャな短工期を禁止）
・物理的に可能な工期で見積しているか
・深夜、休日労働を前提にしない工期になっているか

④ 見積書の明記義務（あとからトラブルが法律違反に）
・工期、金額、法定福利費、社会保険の負担区分等記載しているか

⑤ 下請けいじめの禁止（支払い・条件・工期）
・支払サイトは法令の範囲内か
・不当なやり直し要求していないか
・見返りなしの応援要請していないか（基本的に調査や追加は費用が掛かります。）

⑥ 契約書類の整備（紙でもPDFでもOKだが中身が要件通りか）
・見積書、注文書、注文請書、工程表、労務安全書、施工体制台帳等整えているか。

これまで慣習的に見過ごされてきた行為が違法または行政処分の対象になるよ。

12月12日以降にすること！
・見積書のフォーマットを法令準拠に修正（材料費、労務費、安全経費など明記）
・請負代金の再設定、安値、過密な工期ではなく、適正な利益と工期を確保
・社会保険、労働時間管理、労務体制の整備
・現場管理、工程表、安全管理をキッチリ書類化及び体制化
・相見積もり、過去の慣習だけで契約せず、誠実と信頼で勝負

実は改正法成立&公布は、【2024年6月】そこから【1年6か月以内に政令で施行日を定める】とされてた為、【2025年12月12日】が施工にとされ、猶予期間は事実上終わっているよ。

12月12日以降は完全に新ルール。
おそらくこれまで建設業に関わってきたオヤジ世代の大先輩達はこれまでの慣習が染み付いているのは仕方がない。
「そんなんいうても出来るわけないやん！」
という声が聞こえるが、
しかし、顧客はこういうことをしっかり順次する企業などが当たり前。
安さ最優先、ギリギリの工期、社会保険未加入、そんな方法は12月12日以降通らない。

安さ、スピード、慣習だけでやってきた会社は淘汰し、
丁寧さ、適正、誠実さがありその中でもスピードを意識している会社が伸び、
顧客ファーストや人としての筋を大事にする会社が強くなる。

まだ1週間はある。

細かな内容は下記。
https://t.co/KSsfFWvNRt
※国土交通省資料 December 12, 2025

今日は開店凸する勢い(店みたいに言うな)でハロワ行って職業相談しに行くぞ！！！
雇用保険説明会後のハロワ緊張～～～～！ December 12, 2025

夫の障害年金請求の時、社労士さんに大変お世話になりました。
これからの時代、活躍する場面が多い資格です。
受験される若いみなさん、今できることをがんばってください✊
#カウントダウン #リスキリング #年金 #雇用保険 #健康保険 #厚生年金 #FP #合格祈願 #社労士 https://t.co/k1UizRsbfv December 12, 2025