製作委員会 トレンド
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2025.12.08 11:00
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マイディーさんとこんなことがあった。
2019年3月1日になったばかりの深夜だった。
ぼくはエオルゼアにあるマイディーさんの部屋に呼ばれた。
じょびハウスの彼の部屋を訪ねる。
「今日、光のお父さんの宣伝会議があったんですけど…」
マイディーさんはちょっとキレていた。
世間では感動人間ドラマとして認知されている映画だが、この当時は実写パートの成果しか考えていない人々があまりにも多く、それが悲しいようだった(もちろん実写パートは素晴らしいが)。
「坂口さん、吉田さんだけではなくFF14も主人公だということを、もっと伝えてほしいって言ったんですよ」
ぼくは監督だから宣伝会議には出席していないが、思うに、おそらく製作委員会や宣伝部は、この映画がFF14プロモーションに見え「すぎ」ることや、マイディーさんが前に出「すぎ」てヘイトを買う恐れがあることを危惧していたのだと思う。
だからなるべくエオルゼアパートを前に出す宣伝はしないだろうとぼくは理解していたが、マイディーさんは「この映画がFF14の世界以外でできるわけがない」と考えていた。
だから、FF14も主人公だと言うし、それを打ち出すためならいくらでもマイディーを使い倒してくれ、と言うのだった。
しかし、何をどう宣伝すれば良いか誰にもわかっていなかった。何をして良いかわかってないので、ほとんど予算もなかったらしい。マイディーさんとしては軽んじられているようで、それもまたモヤついたようだった。
2人で色々議論して、その日は終わった。
その後、あれこれ案が出て、結局マイディーさんの等身大モニターによる舞台挨拶登壇と、エオルゼアパートの紹介番組を作ることになった。
忙しい中、南條さんがセリフを録って送ってくれた。
それを映像にできるのはぼくとマイディーさんしかいなかったから、なんとか間に合わせた。
本当に予算がなくて笑ってしまった。エオルゼアパートは自主映画ノリだったが、だからこそマイディーさんが少し前に出すぎても仕方ないというふうにも言えた。
でもマイディーさんとしてはヘイトなんてどうでもいいから、もっとやれることをやりたかったんだと思う。
マイディーさんはずっと反省していた。
ニュースにも載ったし、エオルゼアパートの紹介が形に残ったので、ある程度成果はあったものの、もっと色々できたのではないかと。
同時に「欲張りすぎなのかも知れない」と自制している面もあり、揺れ動いていたのが印象に残っている。
「『足るを知る』ってことなんですかねー」
ぼくは新作が世に出るたび、この時の会話を思い出します。
良かったら思い出話、聞かせてください。 December 12, 2025
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コンテンツ領域で新聞社と(成功している)出版社の明暗を分けたのは「カネになる知財(IP)を創出し、蓄積し、適切にアセスし、展開する」力の差だろう。例えば『国宝』は朝日の新聞連載だが、本の版元は分社化した出版子会社。漫画化は小学館。朝日(と子会社)は映画の製作委員会にも入っていない。 https://t.co/4btSzNpUMd December 12, 2025
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【映画鑑賞’25👀 file.341】
『十三人の刺客(製作委員会 2010)』
監督:三池崇史
出演:役所広司、松方弘樹、山田孝之、伊勢谷友介、沢村一樹、古田新太、高岡蒼甫、六角精児、波岡一喜、窪田正孝、伊原剛志、市村正親、稲垣吾郎
リメイクとしては頑張った
三池作品らしく活劇シーンは圧巻の迫力 https://t.co/g7bHJlS3Aw December 12, 2025
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