La.S.100 農業用トラクター

民生品の皮を被った第一次世界大戦後にドイツが試作した戦車のシャーシ

1931年にクルップ軽トラクターと、ラインメタル軽トラクターの試験結果の不振に伴い
ドイツ軍はペーパーカンパニーを通じ、カーデン・ロイド社製トラクター3台を購入
それを参考に試作を行った結果 https://t.co/ZYroWpMMSU December 12, 2025

#読書
国書刊行会、サキ著/深町悟訳『ウィリアムが来た時』読了。
ウィリアムとはドイツ皇帝ヴィルヘルム2世のこと。
サキが描く、イギリスがドイツに敗れ占領を受け入れたーーという架空世界を舞台にした長編小説である。第一次世界大戦前の作品なので厳密には歴史改変小説ではないが、結果的にはその系譜に連なるようにも読める。

英国男性については、サキらしい冷笑の筆致が貫かれており、ドイツ支配に迎合する者や、口先ばかりの愛国者など「受け身」な人物が目立つ。
一方で女性たちは、占領に対する姿勢には濃淡があるものの、自らの意志で行動する者が多く、コントラストが際立つ。

ラストシーンを「結局は愛国的小説か」と読むこともできるが、むしろ現役世代（大人たち）への徹底的な皮肉として捉えるなら、これ以上痛烈な結末はない。
サキの意図としてはそちらも大きかったのではないかと思えた。 December 12, 2025

人間を正直に描き過ぎた危険な小説『夜の果てへの旅』（セリーヌ）を読むと、戦争が普通の人間を生き延びることだけを目的とする動物に変えてしまう容赦ない力であると思い知らされる - 第一次世界大戦と戦争文学②

#読書感想文 #文学 #フランス文学

https://t.co/LFcdTtT3fR December 12, 2025