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エッセイ
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2025.12.07 14:00
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ナポリタンと出会ってからいい意味で人生が変わった。しばらく食べないと恋しくなる。とにかく、天才すぎる料理だ。
イタリア人の僕が、マンマに内緒で「ナポリタン」を崇拝する理由。考案者はマジで天才だ|マッシ|エッセイスト・ライター @massi3112 #これ考えた人天才 https://t.co/PG5yx7KQah December 12, 2025
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随分前の話になる。一人で買い物をしていたとある日曜の昼下がり、腹を空かせた私はファッションビルの最上階にあるダイニングカフェに入った。席に案内され、木製のクリップボードに挟まれた一枚のメニューの中から、カルボナーラにすぐさま照準を絞る。
とりあえず空腹を満たせれば、とだけ考えていた。しかし、メニューを眺めるうち、前菜の中に「えびとほうれん草のサラダ」を見つけたことで風向きが変わった。ランチセットでもないのにわざわざサラダを単品注文するのは私にとって少々贅沢な部類に入るが、何を隠そう、えびは私の大好物である。せっかく洒落た店に入ったのだ。毒を食らわば皿までじゃないが、パスタ食らわばサラダまで、サラダ食らわば白ワインまで。休日のランチを存分に楽しむ方向へと舵を切り、注文を済ませて心ときめかせながら待つこと数分。
まずは白ワイン、そのあとすぐに、えびとほうれん草のサラダが運ばれてきた。しかし、様子がおかしい。
えびの姿がない。一匹たりともない。
生のほうれん草だけが真夜中の原っぱの如く、皿の上で静かに重なり合っている。運ばれてきた時、店員は確かに言ったはずだ。「お待たせいたしました。えびとほうれん草のサラダでございます」と。
えびをのせ忘れた。普通に考えればそうなる。すぐに指摘すればいいことだが、私ときたら普段は図々しいくせに、こういうときだけ途端にビビりはじめるから情けない。一旦落ち着こうと、白ワインを一口飲む。実はこちらに否がありましたなんてことは、万が一にも避けたい。自分の認識に誤りがないか、今一度考えてから臨みたいところである。
まず疑問だったのは、「えびとほうれん草のサラダでございます」と言いながら置いたサラダにえびがのっていなかったら、店員もさすがに気づくのではないか、という点である。平然と置いたということは、これは店員にとって違和感のないサラダだった。つまり、えびがのっていないタイプの「ほうれん草のサラダ」が存在し、私は間違えてそちらを注文してしまった、という可能性はないだろうか。メニューを再度確認してみる。そのようなサラダは見当たらない。
メニューに写真がない点にも着目すべきであろう。写真がない以上、この店の「えびとほうれん草のサラダ」が、私の思う「えびとほうれん草のサラダ」と同じ姿形をしていると決めつけるのは、些か早計である。私はほうれん草をめくってみるべきだと考えた。えびはサラダの最前面に配置されるはずという考えは、えび好きの私によるえび贔屓の思い込みかもしれない。フォークでほうれん草をめくってみる。皿の底があるだけだ。
最後の可能性として、私はほうれん草にかかっているドレッシングに目をつけた。もしかすると、このドレッシングがえび味である可能性はないだろうか。すり潰したえびがふんだんに使用され、口に入れた瞬間えびの風味が広がる、そんな「えびとほうれん草のサラダ」もあるかもしれない。意を決して、一口食べてみる。普通のイタリアンドレッシングのように思える。もう一口、二口食べる。やはりえびの風味はない。
そうこうしているうちに、カルボナーラが運ばれてきた。
「以上でご注文はお揃いでしょうか?」
言うならもうここしかないというタイミングだが、私はそれを易々と逃した。すでに数口食べてしまったものをどうにかしろというのはいかがなものか、という新たな迷いが生じたためである。
去っていく店員の後ろ姿を名残惜しく見つめながら、私の脳内にある考えが浮かんだ。
これは「正直者にしか見えないえび」なのではないか。
いつも見栄を張ることばかり考えている私のような人間には見ることができない、透明のえび。そうだ、きっとそうに違いない。
数週間後、私は同じ店をもう一度訪れた。どうしても、確かめたかったのだ。
「お待たせいたしました。えびとほうれん草のサラダでございます」
店員が皿を置く。ほうれん草の上には大きめのえびが5匹、燦然と鎮座していた。
(エッセイ集『わざわざ書くほどのことだ』より、「正直者のえびサラダとココスのカリカリポテト」一部抜粋) December 12, 2025
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BIGBANGに限っては成功体験と同じくらい事件事故を乗り越え耐え立ち上がる弱さと強さも見せてくれる、古典の名作と新作エッセイを同時に読んでいる感じ。
他人の人生に相乗りするのは推し活だけではなく、読書も学習も同じ、自分の小さな人生以外に世界が広がる。 https://t.co/McMZQRb5ZW December 12, 2025
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本日です!
一次創作交流会 れみのそうさくむら
15:00から
札幌カナモトホール2階会議室でお待ちしております!
サークルNo.18
カレーのZINEや
海外1人旅のまんがエッセイを頒布します
ぜひお立寄りください🙏🧚🧚✨
#れみむら13 https://t.co/q8Iarz1C1F December 12, 2025
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永田和宏「物理学者とエッセイの系譜」(『窮理 第28号』)を読んだ。電車混雑の考察の発展を例に寺田寅彦から橋本幸士へ続く「人が気にも留めないような些細なことに目をとめ、それを〈おもしろがる精神〉」を取り上げ、それなしに基礎科学研究者としてやっていけないし、エッセイも生まれない、と。 https://t.co/XF9taux4g4 December 12, 2025
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今年最後?かもしれないエッセイです。振り返りですね。呼んでくれたら嬉しいです。
〖エッセイ〗落ち度|ぱらだいす @paradise_man529 https://t.co/pq8w8vmc51 December 12, 2025
@nodariho 乱闘が起きて食中毒が起きて翌年から文化祭は外部招待禁止、飲食販売禁止になり、さんざんな学祭の思い出になりました、笑。
庄内川の河川敷の景色を朧げに思い起こされます。
掌編とは違うエッセイの丁寧な言葉選び、見習おうと思いました。
いつもありがとうございます。 December 12, 2025
#ペーパーウェル15感想
「スプーンですくう」をテーマにされたエッセイと詩のペーパー。プリンとアイスがおいしそうで、スープやシチューはあったかぽかぽか。温度差があるものを掬うのがスプーンの存在意義?などと考えたり。
楽しく素敵な作品をありがとうございました! https://t.co/8T4Yx9KH2u December 12, 2025
そして…
鬼滅観た時も思ったけど、改めて櫻井さんの演技好きだなと…
そう思うことが、最近ちょこちょこある
ナレーションやモノローグの語り口がちょっと他の人とは違うように感じる
エッセイ読んでた時モヤモヤしてたけど…
いつかほしこえでまた生の声を聞きたい December 12, 2025
そうなんだよね
文学フリマのカタログ見るとハチャメチャな量のエッセイのスペースがあるけど、他に生み出しているものがあってその人の人と成りを知った上でなければ面白さは伝わらない気がする
あとエッセイも日記の延長で作品として昇華できてなければ面白くもなんともない https://t.co/got5uXM7qB December 12, 2025
🍊「火星の女王出演とエッセイ連載おめでとう🎉」
🧸「ありがとう」
🍊「ドラマが決まったとき誰に1番に報告しましたか?」
🧸「えー、マネージャーさんがみんなの前で言ってくれたんで、、、特に報告することなかったです☺️笑」
みんなにお祝いしてもらってたらいいな😊
#INIヨントンレポ #許豊凡 December 12, 2025
あぁ忘れてた……この作者の作品面白いんだけど行き詰まると書き殴りエッセイ逃げるから読むの放置してたの忘れてた。出たばっかのコミカライズ版見て思い出したわ、せめて第2章終わりまで続けてくれると助かるんじゃが。 December 12, 2025
RP
首絞めあってるという話ではない
エッセイというジャンルを選ぶなら、引用元の方が引用してる編集者の方の言葉が当然のことだと思う
私の傍にも存在自体が価値のような人間がいて、体験したことを書いてほしいと依頼が来る
依頼が来る=需要がある=売れる
見込みがなければボランティアではないの December 12, 2025
よく言われる補助的用法の動詞類はひらがなで書く、漢数字アラビア数字の使い分けとか
そういうのがちゃんとしていないと不体裁が気になって小説の内容が入ってこないという方のエッセイを見ました
拙作の読者様にも我慢して読んでくださっている方がいるんだろうか December 12, 2025
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