先週末、昔働いていたレストランのスタッフや常連さんたちと久しぶりに集まりました🥹
20年経った今もこうして集まれることが本当にありがたくて…今日は少しだけ、その頃のお話をさせていただければと思います☺️

わたしが19歳の頃、同級生に「1日だけ手伝ってほしい」と誘われて行ったのが、最寄り駅直結のビル地下にあった小さなレストランでした。
純喫茶のような雰囲気で、お昼は洋食ランチ、夜は創作料理とお酒のお店。

1日だけのつもりが、お昼担当のアルバイトさんが辞めてしまっていたらしく、お昼専門でしばらくお手伝いすることに。

“おとーさん”と呼ばれるコックさん、キッチンもホールもこなす4歳上の社員さん、そして近隣オフィスの常連さんたち。
みなさん本当に温かい方ばかりでした。

当時のわたしは、早朝は地元のカフェ → ランチはレストラン → 夜は神宮球場（試合がある日）でバイトをしていて、中々ハードスケジュールでしたが（笑）、どの職場も人に恵まれていて、本当に楽しく働いていました☺️

レストランの常連さんには同じビルの化粧品会社の社長さんもいらして、そこから別のお仕事を頼まれ、のちに11年お世話になることに…。
振り返ると、やっぱり人生は“ご縁”でできているのだなとしみじみ感じます🍀

バイトを始めてあっという間に6年が経った、今からちょうど20年前の秋。
業者さんから「実は支払いが滞っている」と連絡が入り、オーナーさんに確認しようとしても電話がつながらず…。

そのときおとーさんから、
「実はオーナーにお金を貸していて、何ヶ月も給料が出ていない」
と聞かされ、愕然としました。

オーナーさんはとてもいい方で、レストランにもよくいらしていたし、わたしたちスタッフを旅行に連れて行ってくださったりもしていたのに…調べてみると常連さんにも借金をしていたこと、会社のお金を横領して姿を消していたことが判明しました。

おとーさんや夜のスタッフと泣きながら話し合い、
「せめて12月いっぱいはみんなでお店を守ろう」と決め、業者さんに直接支払いをしながら、なんとか営業を続けました。

事情をお伝えした常連さんの中には、300万円ものお金をオーナーに貸していた方もいらっしゃいましたが、それでも皆さん本当に温かく、12月はたくさんの方が会いに来てくださり…。
営業中にみんなで泣いた日も何度もありました🥺

そして忘れもしない20年前の12月28日。
常連さんたちも集まり、お別れ会をして、みんなで朝までお店にいました。

その朝、裁判所から届いた書類で家賃が約1年滞納されていたことを知りましたが、
大家さん（同じビルの会社の方々）はわたしたちには最後まで何も仰らず、毎日のようにお店に来てくださっていて…。
きっと、わたしたちのために営業を続けさせてくださっていたのだと思います。

“30年間ありがとうございました”と手書きのポスターを貼って、ビルを後にしました。

――あれから20年。
あの頃は本当に悲しくてつらかったけれど、今ではスタッフとも常連さんともこうして集まり笑い合えている。
時間は人を癒してくれるんだなぁと感じています☺️

あのレストランがあったから今のわたしがあるし、その延長線上でXの皆さまとも出会えたのだと思うと、人生って本当に不思議で、そして温かいものですね💐

皆さまとも、これからも長いお付き合いができましたら嬉しいです☺️

長文となりましたが、お読みいただきありがとうございます。
風邪が流行っているようですので、どうぞ暖かくしてお過ごしくださいませ🍵✨ December 12, 2025