あらすじ

渡辺美都（波瑠）は、ずっと想い続けていた中学時代の同級生・有島光軌（鈴木伸之）に飲み会の帰りに偶然再会したことをきっかけに、すでに結婚している二人はW不倫関係となってしまう。
有島との再会に舞い上がる美都を見て、妻の異変に気付いた夫・涼太（東出昌大）。
涼太は結婚記念日の夜に「浮気をしていても変わらず君を愛する」と誓い、その日から美都と涼太の夫婦関係にひずみが生じ始める。
一方、子供が生まれたばかりの有島。里帰り出産から戻った妻・麗華（仲里依紗）を何食わぬ顔で迎えるが、洞察力の鋭い妻・麗華は夫の様子に違和感を覚え、有島は少しずつ追いつめられていく。
二組の夫婦関係の変化は、美都と有島の関係性にも影響をおよぼしていく―――。

視聴率・ツイート数一覧

初回は平均視聴率が11.1％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）で2桁発進のスタートを切った『あなそれ』。第8話の平均視聴率は13.5%となり、同ドラマ最高記録となった前回第7話の12.4%からさらに数値を伸ばし、3週連続の最高記録更新となった。
一方で第8話のツイート数は19,211ツイート（/1日、倭人速報調べ）と、第5話の23,409ツイート、第4話の19,420ツイートに続く当ドラマ3位の記録となった。
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第8話あらすじ（※ネタバレ有）

涼太との離婚を決意した美都は、家から出るため物件を探し始める。だが、相変わらず涼太は、とぼけた様子で離婚届をまともに書こうとしない。



一方、麗華に美都との出来事を告白した有島は罪の意識から愛しい我が子に手を伸ばすものの、その手が汚れているようで触れられない憂鬱な日々を過ごしていた。
そんな中、意外にも麗華から一緒に出かけようと誘われたことで気分を良くしていたが、家を出たところでいつものように待ち伏せしていた皆美（中川翔子）と鉢合わせてしまう。
皆美の計算にも気付かず、一緒に動物公園へと出かけることを提案してしまう有島。その社交辞令に食いついた皆美は、二つ返事で旦那と子どもを引き連れ、有島家と休日を共に過ごすことに。
楽しく過ごす有島家とは対照的に、横柄で皆美を「馬鹿だ馬鹿だ」とけなす態度をとる皆美の夫に苛立った有島は「僕は母親を馬鹿呼ばわりする父親を見て育つのもかわいそうだと思いますけどね」と口走ってしまう。そして、麗華と子どもを連れて先に帰るとその場を立ち去る。

横山家と別れ、車に戻ると「本当に優しいのね。あなたはその場から去ればいいけど、私はこれからもお付き合いがあるんですけど」という玲子のお小言が待っていた。
有島は「麗華って呼んだ時のお前。冷静でクールな優等生の真実を知ってるのは、俺だけ。自分のかっこ悪いところを見せられる唯一の人。つらいときもどんな時もきっと一緒にいられると、そう思ったから」と麗華を結婚相手に選んだ理由を語る。それを聞いて、「結婚式の誓いの言葉みたいね」と笑う麗華。そして、「私今つらいよ。つらい私と一緒にいて、息苦しくない？つらい私とこのまま一緒にいられる？どうしてずっと嘘を突き通してくれなかったの？」と泣きそうな表情で続けるのだった。



その夕刻、旦那の物言いを謝ろうと有島家を訪れた皆美は、買ったクッキーを手作りだと偽っていたことに麗華が気づいていたことを知る。「私何も出来なくて、変なところで見栄を張っちゃって、誰かに褒めてもらいたくて」と真情を吐露する。旦那につらいと言えばいいと言う麗華に皆美は「有島さんはいつも自信たっぷりで、正しいこといつも言えるんだろうね。でも、もし旦那さんが——」と言いかけたところで有島が帰宅し、皆美は逃げるようにその場を去るのだった。



ある日、小田原は焼肉屋に涼太を呼び出し、「別れろ。その方がお前のためだよ」と美都と別れるように促す。涼太は離婚するきなどサラサラないようで「何で僕は何も悪いことしてないのに別れなきゃいけないの？僕は何も間違ってないのに、一番嫌な選択をするっておかしいでしょ」と平然としている。
そして、涼太は美都と初めて出会った時のことを持ち出して「美都さんはルールをすぐに破る女何だ」と言うと、小田原は涼太の亡くなった母親が「お天道様は見てる」とよく口にしていたことを知る。

後日、美都の母・悦子（麻生祐未）のスナックに訪れた小田原。涼太のことを悦子に話す小田原は、二人を別れさせることは出来ないかと頼みにいくが、「他人事って楽しいけどね。それとも好きとか」と悦子に言われ、図星を疲れたかのように言葉を濁す。
そんな時、小田原の携帯に美都から一刻も早く家を出たいからと賃貸契約の保証人になって欲しいという連絡が届く。小田原はそれを快諾し、不適な笑みを浮かべるのだった。

家に帰りたくない有島は後輩に付き合わせて仕事帰りに飲み歩く毎日を送っていた。そこで、偶然に美都の親友の香子（大政絢）に中学生ぶりに再会する。
香子は涼太と連絡が取れないと有島を攻め立てる。からかわれた香子は怒ってその場を去ろうとするが、有島は去り際に香子を引き止めて「香子ちゃんはいつでも正しいよね。でもさ、あんたのいい人が他の人にもいい人じゃないだろ。いい人でも嫌だろ。嫌な奴でもいいだろ。俺は、あいつの旦那は怖いよ」と口にする。

街で何気ないポスターに目が留まった美都は、そのポスターの日付を見てハッとする。
有島と会った日を確認すると、自分が妊娠している可能性に気付く。このことを有島に告げるべきか迷う美都だが、有島には告げずに涼太に見限ってもらおうと涼太に妊娠したかもしれないと告白する。美都の妊娠を聞いた涼太は、「大丈夫だよ。僕がみっちゃんを守るから」と笑顔で離婚届を燃やすのだった。
さらに、涼太は「僕の子だよ。僕の子供として育てるよ」と至極当然のように言い放ち、美都の「頭おかしいよ」という発言にも「そうなの？」ととぼけた様子。美都はそんな涼太を見て過去に愛していたことを綺麗さっぱり忘れてしまえるくらい“無理”だと生理的な拒絶を現すが、涙を流す涼太を見て思わず「ごめんなさい」と言う言葉が口に出ていた。

次回第9話あらすじ

美都を中傷するビラが、涼太と暮らすマンションにばら撒かれた。中傷は美都の勤め先にもネットにも拡散され、誰の仕業か全く分からない。
住人から好奇の目に晒される美都を守ろうとする涼太の行動に、気持ちが溢れそうになる美都。
アパートの保証人になってもらった小田原に手伝ってもらい、涼太がいない間に出て行くことを決意したのだ。小田原の親切心に感謝する美都は、その過剰な優しさの理由を尋ねる…。

一方で、麗華と有島の間には重苦しい空気が漂っていた。
そんな中、麗華のもとに再び涼太が現れる。美都の現状を知った麗華は、それとなく有島にそのことを伝えると有島は「会わない」の一点張りだったが…。


（2017.6.7 倭人速報編集部：ミュア）